SDカードのデータが消えたので、『EaseUS Data Recovery Wizard』というデータ復元ソフトを使い試してみたところ、見事に復元できました。

この復元ソフトがあれば、PCのデータ、外付けHDD、SSD、エクセルファイル、ごみ箱を空にしてしまったデータを復元可能です。

写真、動画、音声、ドキュメントなど対応ファイルも豊富にありますので、データが消えてショックでとても悲しいと立ち直り方を検索される前にぜひ試して欲しい復元ソフトです。

ここでは、『EaseUS Data Recovery Wizard』のデータ復元ソフトを実際に使用してみて、分かった注意点などもご紹介しています。



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『EaseUS Data Recovery Wizard』SDカードデータ復元

■使用するデータ復元ソフト
『EaseUS Data Recovery Wizard』
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html

すでに私のSDカードのデータ復元は完了していますので、今回は違うSDカードのデータを削除して、『EaseUS Data Recovery Wizard』で復元します。

SDカードには、JPEGの写真28個と、MP4の動画1個入っています。これらをすべて「削除」します。

SDカードは外付けのカードリータに挿して、PCのUSBに挿していますので、リムーバルディスク(G)と認識されています。

SDカードの容量は512MB。

私のパソコンは、Windows10のOSを使用しています。

『EaseUS Data Recovery Wizard』のソフトを起動して、一番最初に表示されるのが、「復元を開始す場所を選択してください」の管理画面です。

「デバイスとドライブ」の場所に、ローカルディスク(G:)とあるのが、SDカードのデータを削除した、カードリータです。名称は違いますが、容量で分かりました。

それでは、矢印が示す「スキャン」をクリックします。

SDカードの容量が少ないので、スキャンもすぐに終わりました。

32GBや64GBなどの大容量SDカードの場合は、数分以上かかる場合もありそうです。

消えたデータを復元したいのであれば、待つこともできるでしょう。

高度のスキャンが完了しました。と表示され、削除したデータの復元ファイルを確認することができるようになりました。

このとき、「削除したファイル」をクリックして復元されたデータを見ることもできますが、

SDカードのデータ容量が多い場合には、「フィルター」をクリックして、復元したいファイルのみを見たり、ファイル/フォルダーを検索して調べることも可能です。

「フィルター」機能については後程詳しくご紹介します。

先程の「削除したファイル」をクリックすると、SDカードの削除したデータが復元されています。

写真ファイルをクリックしてみました。

すると、プレビュー画面になり、復元したいファイル一覧が画像付きで表示されています。

では早速、SDカードのデータを復元してみます。

「削除したファイル」に復元したい写真や動画がありましたので、チェックを入れて「リカバリー」ボタンをクリックします。

データを元のドライブ(データを失った場所)に復元するのはおやめください。とメッセージが表示されています。

データが消えたSDカードに復元しなければOKということですね。

復元先のフォルダーを新しく作成する場合には、デスクトップ上でマウスの右クリック、「新規作成」、「フォルダー」をクリックすると、デスクトップに「新しいフォルダー」が作成されますので、フォルダー名を決めます。

「データ復元SD」というフォルダー名にしました。

「リカバリー」をクリックして、フォルダーの参照の一覧から、先程作成した「データ復元SD」を選択して、「OK」をクリックします。

SDカードの復元が完了しました。と表示されましたら、「データ復元SD」のファイルに復元されたデータが保存されています。

管理画面上の「復元ファイルを見る」からでも見ることが可能です。

SDカードの復元は完璧でした。

■データ復旧ソフト
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html

また、他のデータもチェックを入れて復元してみたところ、

中古カメラに付いてきたSDカーだったので、売ってくれた方の写真も復元されました。

PCのクイックフォーマットをしてもSDカードの復元は可能なんですね。

HDDやSDカードなどは専用ソフトでデータを完全に削除しない限り、ソフトで復元できてしまうことが分かりました。

オークションなどで要らなくなったSDカードを、カメラと一緒に売るのは危険かもしれませんね。

『EaseUS Data Recovery Wizard』ごみ箱データ復元

Windowsのパソコンには、要らないファイルなどを捨てるごみ箱があります。中身を空に(削除)しない限り、「元に戻す」で復元は可能ですが、削除してしまうと、素人では復元することは難しいです。

『EaseUS Data Recovery Wizard』にはごみ箱のデータ復元も可能ですので、試してみました。

写真データをごみ箱に入れ、ごみ箱を空に(削除)して、『EaseUS Data Recovery Wizard』で復元を試してみます。

管理画面の「場所の指定」にごみ箱があるので、スキャンをクリックします。

クイックスキャン中と表示され、残り時間が表示されます。

ごみ箱やフォルダーの復元をする際には、かなりの時間が(数時間)かかる場合があります。

ごみ箱のクイックスキャンが完了しましたので、「フィルター」をクリックして、「高度なフィルター」をクリックします。

高度なフィルターでは、ファイルの状態(削除されたファイル・既存ファイル)、ファイルタイプ(Word・PPT・Excel・PDF・ピクチャ・オーディオ・ビデオ・メール)、変更された時期、ファイルサイズ、ファイル名の顔文字などから、詳細に復元したいデータを調べることが可能です。

私は「削除されたファイル」>「ピクチャ」>「0~3日」にチェックして「確認」するえをクリックしました。

そして、(C:)NTFSのファイルをクリック。

ごみ箱に捨てて空にしてしまった写真データがありますので、クリックしてみます。

プレビュー画面には、写真の画像が表示されているのと、そうでない写真があります。

あと、7枚の写真をごみ箱に削除しましたが、5枚復元となっています。

また、写真の画像が表示されないファイルをプレビューしてみましたが、画像は表示されず、「確認するためには保存と復元を行ってください」と表示されているので、リカバリーを試してみることにします。

リカバリーをクリックして、復元ファイルを保存するファイルを選択し「OK」をクリック。

元のドライブに保存しますか?ファイルを元のドライブ(データを失った場所)に保存すると、データが上書きされ永久に失われる可能性があります。と表示されます。

SDカードの復元もそうですが、一度復元したデータは再度復元することができませんでした。(復元してもファイルの中身は空の状態になる)

他の注意点として、『EaseUS Data Recovery Wizard』復元ソフトを使用中は、何かのファイルをダウンロードしたり、移動したりなどのPC操作はせずにしていた方が良いと感じました。動作がとても軽いソフトですが、復元したいデータがある場合には、ソフトで復元することだけに集中してください。

今回は、テスト復元ですので、元のドライブに保存することにします。

上書きされるのが心配な方は、外付けHDDなどに復元データを保存するのも良いと思います。

ごみ箱のデータを削除したファイルの復元が完了しましたので、復元ファイルを見てみます。

復元されたデータは2枚足りなく、写真データをクリックしてみると、「このファイルはサポートされていない形式のようです。」の写真もあります。

ごみ箱に入れたデータを削除し復元するには、他にやり方があるかもしれませんし、「高度なフィルター」設定やリカバリーするファイルが違った場合もあります。

ただし、復元が成功しているデータもあるのは確かです。

ごみ箱やフォルダーを復元スキャンに要する時間がかなり長いので、今回はここまでとします。

■ゴミ箱削除復元については、公式ページが参考になります。
https://jp.easeus.com/data-recovery-solution/recover-deleted-recycle-bin-files.html

『EaseUS Data Recovery Wizard』エクセルのデータ復元

Excel(エクセル)には、自動保存機能があり、パソコンがフリーズや突然再起動した時にも、自動保存場所にはそれまでのデータが保存されています。

エクセルの自動保存場所は、

C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Excel

です。

この場所にも、探したいエクセルのバックアップファイルファイルが見つからない場合には、『EaseUS Data Recovery Wizard』の復元ソフトを使用することで、エクセルファイルを復元することができます。

■エクセル復元の参考ページ
https://jp.easeus.com/file-recovery/where-does-excel-save-backup-files.html

対応デバイスや復元可能なデータファイル

■対応デバイス:デスクトップPCやノートパソコン、Windows10タブレットなど。

カードリーダー、HDD、外付けHDD、SSDなど。

USBメモリー、SDカード、CF/SDカード、Microメモリーカードなど。

他にも対応しています。詳細は公式ホームページにてご確認してください。

■データファイル

写真(Photo):JPG/JPEG, TIFF/TIF, PNG, BMP, GIF, PSD, CRW, CR2, NEF, ORF, RAF, SR2, MRW, DCR, DNG, WMF, RAW, SWF, SVG, RAF, DWGなど

音声(Voice):AIF/AIFF、M4A、MP3、WAV、WMA、APE、MID/MIDI、OGG、AAC、RealAudio、VQFなど

動画(Video):AVI、MOV、MP4、M4V、3GP、3G2、WMV、MKV、ASF、FLV、SWF、MPG、RM/RMVB、MPEGなど

ドキュメント(Document):DOC/DOCX、XLS/XLSX、PPT/PPTX、PDF、CWK、HTML/HTM、INDD、EPSなど

圧縮ファイル:ZIP、RAR、SIT、ISO他

メール:Outlook、Outlook Express(PST、DBX、EMLX他)

『EaseUS Data Recovery Wizard』のインストール方法

まず、DRW_Trial_Installerをダブルクリックしてインストールを開始します。

インストールは、無料版でも同じです。

ユーザーアカウント制御「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と画面に表示されますので、「はい」をクリックします。

『EaseUS Data Recovery Wizard』のインストーラー画面になります。

「今すぐインストールする」をクリックします。

お使いのPCにインストールが開始されました。

『EaseUS Data Recovery Wizard』のインストールが完了しました。

デスクトップに『EaseUS Data Recovery Wizard』のショートカットアイコンが作成されています。

アプリの起動をする際には、アイコンをダブルクックします。

インストール完了画面にも「今すぐ始める」がありますので、クリックすることで『EaseUS Data Recovery Wizard』を使用することもできます。※一度公式ホームページが開きます。

無料版の『EaseUS Data Recovery Wizard』は最大2GBまでのデータ復元が可能ですが、有料版を購入したので、「ライセンス認証」をします。※製品版は無制限になります。

プランは3つあり、1ヶ月間、1年間、永久無料アップグレードです。

■『EaseUS Data Recovery Wizard』
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html

ライセンスコードを入力して、「今すぐ認証」をクリックします。

ライセンスの認証が完了しましたので、「OK」をクリックします。

私の環境では、『EaseUS Data Recovery Wizard』のアプリを起動する度に、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されます。

この画面が出た場合には、「はい」をクリックすると、通常通り使用可能になります。

まとめ

誤って削除してしまったデータを復元するのに、『EaseUS Data Recovery Wizard』を使ってみる価値はあります。特にSDカードのデータ復元は、私の環境では正確にできたので、外付けHDDなどのデータ復元にも期待できそうです。復元ソフトはデータが多いほど復元するまでに時間がかかりますが、これは当たり前のことで大切なデータが戻ってくる喜びを気長に待つと良いと思います。

ごみ箱のデータ復元や、フォルダーのデータファイル復元、ハードディスクの復元を試してみたい方に、重宝することでしょう。

お約束として、100%データ復元を期待しないでくださいね^^



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データが消えたSDカード・HDD・エクセルをソフトで復元する方法については以上になります。