SDカードの容量表示が本来なら128GBなのに半分の62.4GBしかなかったり、64GBのUSBメモリなのに32GBでしか認識しないなど、容量表示が違う場合には、「SDメモリカードフォーマッター」の無料ソフトを使用して、元に戻すことができます。

ここでは、「SDメモリカードフォーマッター」の使い方とインストール方法をご紹介しています。

「SDメモリカードフォーマッター」でSDカードをフォーマットして容量表示を元に戻すやり方

「SDメモリカードフォーマッター」は、・SDメモリカード・SDHCメモリカード・SDXCメモリカードに対応しています。

WindowsとMacに対応した無料フリーソフトで、下記の公式サイトからダウンロードできます。

https://www.sdcard.org/ja/downloads-2/formatter-2/
https://www.tuxera.com/

では、実際に使用してご説明します。

今回、私のSDカードが128GBあるはずなのに、半分の62.4GBで認識されるようになっています。これには理由がああり、62.4GBまでしか使えないスマートフォンに、128GBのmicroSDカードを挿したところ、62.4GBで認識するようにしてくれたんです。

こうなってしまうと、Windows 10の標準フォーマットでは、62.4GBと認識してフォーマットするようになります。

この、本来の容量と違うSDカードを、「SDメモリカードフォーマッター」のソフト(アプリ)を使用して、本来の容量表示に戻してみます。

「SDメモリカードフォーマッター」のソフトを起動すると、このデバイスに変更を加えることを許可しますか?と、毎回出てきます。

「はい」をクリックして起動します。

パソコンに「SDメモリカードフォーマッター」でフォーマットするSDカードを挿してください。

既にPCに挿している場合には、「SDメモリカードフォーマッター」の方で自動で認識してくれます。

注意点は、フォーマットするSDメモリカードのみをPCに挿すこと。カードの頭文字でも分かりますが、間違えて違うSDカードをフォーマットしないようにする為です。

「SDメモリカードフォーマッター」の画面には、SDカード情報と容量の記載があり、128GBと表示されています。半分の62.4GBでしか認識されないSDカードでも、このソフトでは本来の容量を表示してくれています。

フォーマットオプションは、クイックフォーマットと上書きフォーマットのどちらかでOK。

私は、クイックフォーマットを選択して、「フォーマット」をクリック。

設定は、たったのこれだけでOK。

フォーマットでこのカードの全てのデータが消去されます。続行しますか?(特に上書きオプション選択時に)フォーマットに時間がかかることがあるため、お使いのパソコンが電源に接続されて、スリープモードが無効にされていることを確認ください。

と、メッセージが表示されます。

設定をして、「はい」をクリック。

クイックフォーマットの場合は、128GBの容量で1分かかりませんでした。

フォーマットが正常に完了しました。の表示が出たら「OK」をクリック。

Windows 10のUSBドライブで確認すると、見事にSDメモリカードが本来の容量表示になっています。

SDメモリカードは、exFATでフォーマットされています。

「SDメモリカードフォーマッター」のインストール方法

「SDメモリカードフォーマッター」の無料フリーソフトを公式サイトからダウンロードします。

ここでは、Windows PCにインストールする方法でご説明しています。

zip形式になっているので、ファイルを右クリックして、一覧の中の「解凍」を選択して、解凍する場所を決めます。

解凍したファイルを開くと、「SDメモリカードフォーマッター」のsetup.exeが入っているので、ダブルクリックしてインストールを開始します。

ユーザーアカウント制御画面になり、この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?と表示されるので、「はい」をクリック。

「Next」をクリック。

I accept the terms in the license agreement(ライセンス契約の条項に同意します)を選択して、「Next」をクリック。

「Next」をクリック。

「Install」をクリック。

「SDメモリカードフォーマッター」のソフト(アプリ)が、PCにインストールされていますので暫く待ちます。

インストールされたので、「Finish」をクリック。

SDカードの容量表示が違う場合に「SDメモリカードフォーマッター」で元に戻す方法については以上になります。