100円ショップに「ねじ切りタップ」は売っていないので、AliExpress(アリエクスプレス)で探してみたところ、なんと!ステンレスの材質にも使える「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」が売っていたので、実際に買って使ってみました。
100均に売ってない「インパクト用ねじ切りタップ」をAliExpressで購入してみた

先程も言いましたが、100円ショップのダイソー、セリア、キャンドゥには、「ねじ切りタップ」のお取り扱いはなく、店舗へ行っても売っていないです。
また、AliExpressで購入した「ねじ切りタップ」は、「インパクトドライバー用」となっているので、100均で取り扱うことは少ないと思います。
AliExpressで購入した「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」の購入時の値段は、税込340円でした。
しかも、1本の値段ではなく、サイズ:M3×0.5・M4×0.7・M5×0.8・M6×1.0・M8×1.25・M10×1.5の6本セットでの値段です。100均でこの値段で販売するのも難しいと思います。
また、今回購入した「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」は、日本でも販売されていますが、おそらく、AliExpress(アリエクスプレス)と同じ商品です。中国から輸入して日本で販売しているので、AliExpressのショップで直接購入した方が安く買えます。
「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」の詳細

AliExpress(アリエクスプレス)で購入した「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」は、タップを切る(加工)の他にも、先端がドリルになっているので、穴あけも可能となっています。
そのため、下穴をあけなくても、タップを切ることは可能となっていますが、やはり、下穴をあけてからタップを切った方が安心です。
■サイズの種類:M3×0.5・M4×0.7・M5×0.8・M6×1.0・M8×1.25・M10×1.5の合計6本。
■材質:HSS(ハイス鋼)
■長さ:ドリルビットのサイズによって異なりますが、一番長いビットはM8x1.25で、約5.77mmの長さがあります。
■用途:木材・プラスチック・アルミ板・金属・鉄・ステンレスなどの、穴あけやタップ加工。

六角軸のドリルビットには、それぞれサイズが分かるように刻印されています。
ステンレスに「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」を使ってみました

M6ボルトのタップを切るので、ここでは、M6x1の「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」を使用します。
下穴は、5.0のドリルを使用してステンレス板に穴をあけます。
下記が、それぞれの下穴サイズの表になります↓
ネジ径 | 下穴ドリル径 |
M3×0.5 | 2.5 |
M4×0.7 | 3.3 |
M5×0.8 | 4.2 |
M6×1.0 | 5.0 |
M8×1.25 | 6.8 |
M10×1.5 | 8 |

下穴をあけたら、M6x1のねじ切りタップをインパクトドライバーに取り付けます。

タップを切る前に、潤滑油(CRC)を吹きかけました。

インパクトドライバーのトリガーで速度を調節しながらタップを切ります。
ねじ切りタップが折れたら嫌だなと思い、途中で止まったら逆回転にして抜き、再度タップを切っていましたが、押し込みながら勢いよく回した方が簡単に切れました。
しかも、ねじ切りタップも折れませんでした。
厚さ約2.8mmのステンレス板であれば、「インパクトドライバー用ねじ切りタップ」が使える結果となりました。
ただし、ここでは、M6x1のねじ切りタップを使用しています。M3×0.5などの細いねじ切りタップだと折れてしまう可能性もあります。あと、使い方にもよりますね。

タップを切った穴に、M6ボルトを入れてネジがきちんと回り、固定されるかどうかの確認もしました。
結果、問題なかったです。
テスト用のステンレス板だったので、ちょっと斜めになってしまいましたが、本番ではきちんと下穴とタップを切るようにします。
インパクトドライバー用のねじ切りタップという商品は、ホームセンターでも見たことがなかったので、使えるか心配でしたが、手動のドリルタップよりも簡単です。
アルミ素材なら簡単にタップを切ることができるでしょうね。あくまでもDIY用としておすすめします。
以上です。