北海道室蘭市の地球岬展望台(ちきゅうみさきてんぼうだい)へ【実際に】行って夕日・夜景・星空などの風景写真を撮影してきました。
ここでは、チキウ岬の写真の他にも、実際に行ったレビューも含めて撮影した写真でご紹介しています。
目次
地球岬展望台から夕暮れ時のチキウ岬灯台や夕日を撮影した写真
夕日と夜の星空や夜景写真を撮影するのが目的でしたので、地球岬展望台に行った時間帯は夕方から。
階段を上り、地球岬展望台へ行きます。
地球岬展望台には、写真撮影用カメラスタンドが設置されており、カメラをスタンドに置いて南側の海(太平洋)の水平線を撮影することができます。観光客の記念撮影に便利なスタンドです。
地球岬展望台の先端側には、さらに高いところから見ることができる場所があります。そこからチキウ岬灯台と海(太平洋)を撮影した写真になります。
チキウ岬灯台には「118」と書かれています。
辛口レビューになりますが、地球岬の海は太平洋なので、日本海と比較すると、凄い綺麗なマリンブルー(青い海)ではありませんでした。北海道は日本海の海がマリンブルーです。
地球岬展望台では、夏から秋にかけての時季に、沖合でイルカやクジラを見られる時があるようです。
晴れた日には、対岸の駒ヶ丘、恵山岬、下北半島を望むことができるようです。
地球岬展望台には、西側の写真撮影用カメラスタンドが設置されています。このスタンドにカメラを置いて、夕日をバックに皆さんで記念撮影をしていました。
夕日が西側でしたので、チキウ岬灯台を一緒に入れての撮影はできませんでした。
パノラマ撮影でないと難しいと思います。
地球岬では、太平洋を航行する船を見ることもできます。
地球岬展望台の北側最上部には、幸福の鐘があります。
幸福の鐘がある最上部から地球岬展望台の広場を撮影した写真です。この写真で、どこで写真を撮影したら良いか分かると思います。写真では、右側が西で夕日が見える方向です。
地球岬展望台では雲海の撮影もできるようです。
幸福の鐘がある最上部から地球岬緑地散策路側の断崖を撮影。秋に行ったので紅葉が綺麗でした。
地球岬展望台の階段の手前に記念撮影スポットがあります。
地球岬展望台から夜景・星空を撮影した写真
地球岬展望台は階段の所にライトが設置されていて、夜間でも展望台まで行くことができます。
地球岬展望台の駐車場の外灯などもあるので、真っ暗で怖いとなることはありませんが、私1人だけになって写真撮影をしていた時は、ちょっと怖いと感じました。撮影した写真に心霊写真などはありませんでした。
夜は、チキウ岬灯台の光と、対岸の函館方面の明りが見えます。
地球岬展望台星空を撮影した写真です。
■使用カメラ:Nikon D800(フルサイズ)
■レンズ焦点距離:24mm
■F値:2.8
■マニュアル撮影
■加工:RAW撮影でホワイトバランス調整、露光量調整
星空指数80%の日でしたので、満天の星空ではありませんでしたが、チキウ岬灯台と星空の写真を撮影することができました。
チキウ岬灯台の光がとても明るいので、長時間露出での星空撮影は厳しいと思います。
地球岬展望台は、24時間営業で、春・夏・秋・冬のオールシーズン楽しめますので、星空を撮影するなら冬の時季がおすすめかもしれません。
地球岬展望台から駐車場(北側)の夜景を撮影した写真になります。室蘭市の明りも写真に写っています。
地球岬展望台から測量山方面を撮影した夜景写真になります。
地球岬展望台の住所・アクセス・駐車場
■住所:北海道室蘭市母恋南町4丁目
■地図アクセスは、ルート検索が便利です。
■営業時間:24時間営業・入場料金無料
■駐車場:無料
地球岬展望台までタクシーを利用している観光客も居ました。
Free Wi-Fi
地球岬展望台には、「Muroran Free Wi-Fi」があります。
■設定方法
設定画面から「Wi-Fi」をオンにする。
【MuroranFreeWiFi】を選択。
パスワードに【murorancity】を入力。
車中泊について
地球岬展望台には、24時間駐車可能な無料駐車場と、24時間利用可能なトイレや、飲料水の自動販売機があります。
夜は常駐する管理人さんは居ませんでしたし、車中泊禁止の看板はありませんでした。
地球岬展望台は観光目的で訪れる方が殆どですので、夜間であっても、勇気が必要だと思います。
熊出没について
地球岬展望台には、熊出没注意の看板はありませんでしたので、出没は少ないと思いますが、北海道であればどこで熊が出てもおかしくないので、熊は出ませんとは断言できませんし、夜間や早朝などの地球岬緑地散策路は注意した方が良いのではないでしょうか。
地球岬展望台の売店
地球岬展望台の駐車場には売店があります。
売店では、食事も可能です。
■「味処はづき」の主なメニュー
ソフトクリーム
つぶおでん
室蘭名物「室蘭やきとり」
あげもち
うずら串
さきいか天ぷら
室蘭カレーラーメン
ラーメン
そば・うどん
やきそば
室蘭やきとり定食
ジンギスカン定食
いもだんご
串つぶ
など、テイクアウトもOK。
■チキウ岬岸の駅(観光案内所):観光パンフレット、室蘭お散歩マップ、旅人ノート、記念スタンプなど。
地球岬展望台の施設
24時間利用可能のトイレ。夜間も照明あり。
水飲み場やベンチ。
他にも、地球儀型の電話ボックなどがあります。
室蘭の観光におすすめの地図がありました。
地球岬の歴史と見どころ
地球岬(チキウ岬)は道内7番目の名勝ピリカノカに指定されています。
元々アイヌ語でポロチケウェ(意味:親である・断崖)と呼ばれ、岬の断崖に付けられた地名でありました。
また、岬の東側に続く断崖には、ポンチケウェ(意味:子である・断崖)と名付けられポロチケウェと対になっています。
語源である「ポロ・チケップ(ポロチケウェ)」が、チキウエ→「チキウ」と語の発音がなまってチキウ岬(チキウみさき)と変わり、
その後、「地球岬」という当て字が使われるようになり、現在の一般的な読み方は「ちきゅうみさき」と呼ばれるようになりました。
地球岬の灯台、チキウ岬灯台は大正9年(1920年)4月1日に初点灯。標高約120mの断崖の上にある灯台は、31万カンデラの光で約52kmの海上まで達します。
■チキウ岬灯台をもっと詳しく
位置:北緯42度18分08秒
東経:141度00分04秒
光り方:群せん白光:毎30秒に2せん光
光の強さ:590,000カンデラ(1カンデラはろうそく約1本分の明るさです)
光の届く距離:24海里(約44キロメートル)
高さ:地上から灯台頂部:15メートル、水面から灯火:約131メートル
■地球岬の賞など
昭和60年(1985年)、朝日新聞「北海道の自然100選」で1位。
昭和61年(1986年)、北海道郵政局「あなたが選ぶ北海道景勝地」で1位。
昭和62年(1987年)、読売新聞「新日本観光地百選ヤングカップル部門」で1位。
平成24年(2012年)1月24日、国から「絵鞆半島外海岸」の場所として、名勝ピリカノカに指定される。
チキウ岬灯台は、「日本の灯台50選」「土木学会選奨土木遺産」に選定されています。
■見どころ
地球岬の沖合は、イルカやクジラが回遊しており、ウォッチングとしても有名で、夏から秋にかけての時季に展望台からでも運が良ければイルカの群れが見られることもあるようです。
また、北海道内では珍しいハヤブサが生息し、150種類以上の野鳥が確認されていることから、駐車場の下にある約2.1kmの地球岬緑地散策路(森林浴コース)でバードウォッチングや花などの写真撮影も楽しめます。
地球岬展望台は、太平洋(海)の丸い水平線を見ることができるため多くの観光客が訪れます。とくに混雑が予想されるのは、元旦の初日の出の日が人気になっています。
滞在時間は、地球岬展望台で丸い水平線を見るのみであれば30分程度。夕日・夜景・星空などの風景写真を撮影するのであれば、それ以上の時間を要します。
素敵な思い出を作ってくださいね。
以上です。