自転車のチェーンがたるんで、チェーンが外れたり、カバーに当りカランカランと異音が出る場合は、チェーンが伸びているのが原因です。
ここでは、自転車チェーンのたるみの直し方、チェーン引きの調整方法、自転車チェーン交換時期の目安についてご紹介しています。
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目次
自転車チェーンのたるみ直しに必要な工具
・モンキーレンチ
・8mm-10mmスパナ・メガネレンチ
・プラスドライバー
あれば便利
・15mmメガネレンチ
ママチャリ自転車(内装3段変速)のチェーンたるみ直し方
ママチャリ自転車(他の呼び名はシティーサイクル)には、変速なしと内装3段変速(内装ハブ)の自転車がありますが、チェーンのたるみの直し方は同じです。
ここでは、変速なしのママチャリ自転車でチェーンのたるみの直し方をご説明します。
ママチャリ自転車には、チェーンカバーが裏表に付いているフルカバーがあり、チェーンが全く見えない自転車もあります。
このママチャリ自転車にもチェーンカバーが付いていましたが、取り外しており、チェーンを見えるようにしています。
チェーンがフルカバータイプのママチャリ自転車の場合は、前・後のギア部分の辺りに、少しだけカバーを外すことができるようになっています。
ママチャリ自転車のブレーキ・チェーン引き・リアホイールナットを緩める
ママチャリ自転車のサーボブレーキ(ワイヤー式ブレーキ)を固定しているボルトを緩めます。
プラスドライバーで緩めることができますが、ネジ山が潰れることがあるので、8mmスパナかメガネレンチを使用するのをおすすめします。
リアホイールナットとチェーン引きも緩めてください。
ママチャリ自転車のリアホイールナットのサイズは15mmです。
ここでは、リアホイールを動かせるように、すべてゆるゆるに緩めています。
チェーン(ギア)側も同じように緩めてください。
リアホイールを手前に引っ張る
ママチャリ自転車のフレームを掴みながら、リアホイールを持って手前に引っ張ります。
リアのボルト・ナット類をすべてゆるゆるに緩めた理由は、リアタイヤを手前に引っ張りチェーンのたるみを直したかったからです。
※チェーンのたるみが酷くない場合は、この工程は必要ないです。また、リアホイールを手前に引っ張ってもチェーンのたるみが酷い時は、チェーン交換が必要になります。
この状態で、左右リアホイールナットを指で緩まない程度に締めます。
チェーン引きも緩めている状態ですので、10mmのスパナ等で外れないように軽く締めておきます。
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チェーン引き調整方法
写真の矢印が示す部分がチェーン引きにまります。
ギア側のチェーン引きで調整します。
10mmのスパナ等で、アジャスターナットを締めたり緩めたりして、チェーンの張り具合を調整します。
チェーン引きのアジャスターナットを締めることで、チェーンが張っていき、緩めることでチェーンがたるんでいきます。
チェーンの張り具合
チェーン引きのアジャスターナットで調整しながら、チェーンの張り具合を指で上下に動かして揺れ幅を約1cm位にします。
チェーン引きは、左右均等の長さになるようにしますので測り、サーボブレーキ側のチェーン引きも同じ長さまで締めてください。
ママチャリ自転車リアホイールのセンター出し
チェーン引きの長さを左右均等にしても、リアホイールが斜めになっている場合は、リアホイールナットを緩めた状態のまま、タイヤを動かしてリアホイールのセンター出しをします。
コツとしては、チェーン側のチェーン引きは弄らずに、サーボブレーキ側のチェーン引きとホイールナットを緩めて、斜めになっている逆側を手で軽くポンとタイヤを叩きます。
チェーン側のチェーン引きは決まっているので、サーボブレーキ側のチェーン引きとホイールナットで、リアホイールのセンター出しをするということです。
ママチャリ自転車には、泥よけフェンダーが付いているので、上からリアホイールのセンター出しの確認ができませんので、ママチャリ自転車を逆さにして確認します。
または、タイヤとフレームの隙間を左右測って、均等に調整する方法もあります。
増し締め
チェーンのたるみ調整が完了しましたら、緩めたナット・ボルト類の増し締めを忘れないでください。
リアホイールナット、サーボブレーキ(ワイヤー式ブレーキ)固定ボルト、チェーン引きを増し締めします。
サーボブレーキの固定金具は左側へ引っ張り、元の位置で固定ボルトを増し締めします。(サーボブレーキは引っ張り具合でブレーキの効きが変わります。)
チェーン引きアジャストナットは締めすぎない程度に増し締めします。(締めすぎるとチェーンが動きます。)
自転車チェーン交換時期の目安
自転車チェーン交換時期の目安には、チェーンチェッカーを使用してチェーンの伸びを確認するのが便利です。
チェーンチェッカーを自転車チェーンの上段部分に差し込み計測します。
「.75」と「1.0」とあり、今回は「1.0」で計測。
チェーンチェッカーの先がチェーンの奥まですっぽり入ってしまったら、1%以上チェーンが伸びているので、交換時期となります。
ママチャリ自転車は、チェーンカバーがあるタイプが多いので、チェーンチェッカーで計測できない場合があります。
その場合は、チェーンリングの前側のチェーンを引っ張り1cm位浮くなら交換時期になります。
もう一つは、チェーンリングの刃先が見えてきたら交換時期になります。
ママチャリ自転車のチェーンを購入する
ママチャリ自転車のたるみを調整しても、直らなかったならママチャリ自転車のチェーンを購入して交換になります。
ママチャリ自転車のチェーン規格サイズは、シングルスピード:1/2×1/8(内装3段変速ハブも同じ)
チェーンが伸びきってしまったら、チェーンが外れたり、スプロケットも痛んでしまうなど良いことはありませんので、早めの交換をしてくださいね。
自分で出来ない場合は、自転車屋さんで修理をお願いして、やり方を覚えるのも良いと思いますよ。
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自転車チェーンたるみの直し方~チェーン引き調整方法や交換時期の目安については以上になります。