テントのポールが折れたり割けたりして壊れた時に、100均の支柱で自分で修理(交換)する対処方法をご紹介しています。

テントポールは一番負荷のかかる上部分が壊れやすい

割けて壊れたテントポール

テントのポールで一番負荷がかかるのは、一番上にある真ん中のポール接合部です。

テントポールには、スチール、アルミ合金、ウッドなどの材質が一般的ですが、木材(ウッド)で作られたテントポールは特に割けて壊れてしまう場合があります。

一番上にくる真ん中のポールは、一番Rになる部分でもあるので、テントを張る時には、ポールを繋げた状態からではなく、繋げながらジョイントに差し込んでテントを張りポールに負荷をかけないようにします。

また、取り外す時は、一番上のポール接合部のジョイントから抜いていきます。


キャンプ初心者でテントを張るのに慣れていない方は、テントポールを繋げた状態から組み立てた方が簡単に感じますが、一番上にある真ん中のポールに負荷がかかるので、面倒でも繋げながらジョイントに差し込んでテントを張りポールが折れたり割けたりして壊れないようにしましょう。

で、私は、テントポールに負荷をかけすぎてしまい、一番上にある真ん中のポール接合部が割けて壊れてしまいましたので自分で修理します。

100均の支柱で壊れたテントポールを自分で修理(交換)する

100均「三つまた支柱」をテントポールに代用する

100均ショップのセリアで見つけた畑や鉢で使う「三つまた支柱」がテントポールとほぼ同じ太さのものが売っていたので買ってみました。

外側の直径は約φ7です。

材質はスチール、被覆はポリエチレン。

100均「三つまた支柱」の長さ

同じ太さの「三つまた支柱」には、45cm、60cm、75cmの長さがあり、値段はすべて税込110円です。

壊れたテントポールの長さが約55cmですので、支柱の長さは約60cmの「三つまた支柱」を購入しました。

100均「三つまた支柱」の内径

壊れたテントポールの内径は、ショックコードが入るくらいの小さい穴があいていて、「三つまた支柱」の内径はショックコードが余裕で入る大きい穴があいていますが、ここはショックコードが通ればOKなので問題なし。穴が大きい方がショックコードを通しやすいので。

100均の「三つまた支柱」でテントポールの交換修理方法

壊れたテントポールを取り外す

壊れたテントポールのゴム足を抜く

壊れたテントポールから近い方のゴム足を抜きます。

ゴム足はキャップになっているので、ゴムにテープを巻き傷防止をしてから、ペンチで掴み手前に捻りながら抜いていきます。

ショックコードをほどく

ゴム足を抜くと、テントポールの中にショックコードが入っています。

ショックコードは玉結びになっているのでほどいて、テントポールから出ている部分に油性マジックなどで印を付けておきます。

また、ショックコードが接着剤で固定されている場合には、細いマイナスドライバーなどをテントポールの中に入れて、ショックコードとの接着を剥がします。

ジョイント金具が抜けない場合

ジョイント金具が抜けない時はバーナーで炙る

テントポールを交換するには、ジョイント金具も抜かなくてはいけません。

ジョイント金具はテントポールに接着されていますので、バーナーなどで炙ると接着剤が溶けて抜けやすくなります。

この時、炙り過ぎと火傷に注意してください。(革手着用)

100均の支柱をテントポールと同じ長さにカットする

100均「三つまた支柱」のキャップをペンチで抜く

100均の「三つまた支柱」に付いているキャップをペンチで抜きます。

100均「三つまた支柱」をテントポールと同じ長さにカット

テントポールはすべて同じ長さなので、壊れたテントポールではなく、できるだけ真っ直ぐなテントポールを使用して100均の「三つまた支柱」を同じ長さにカットします。

支柱のカットにはパイプカッターを使用

支柱を切るのには、パイプカッターを使用しました。

仕上げに、ヤスリでバリを削り、切断面を滑らかにしました。

長くカットしてしまった場合でも、ヤスリで削り長さ調整可能です。

ショックコードをテントポールの中に通す

ショックコード通しを自作

ショックコードをテントポールの中に通すには、細長い針金があると便利です。

テントポールの内径が小さかったのもあり、針金付き中荷札の針金を繋げてショックコード通しを作りました。

やり方は、ショックコードに針金を抜けないように巻いて、テントポールの中に巻いてない方の針金を入れてポールから針金が出てきたらゆっくりと引っ張りショックコードを通していきます。

1本ずつショックコードを入れていくのが良いと思います。

ショックコードがテントポールの中にすべて通りましたら、抜けないようにショックコードを玉結びにします。

最後に、ゴム足キャップを嵌めて完成です。

ショックコード通しにφ0.28mmの針金

100均セリアに売っていたステンレス針金(約φ0.28mm×20m)を、ショックコード通し用として購入しました。

テントポールを100均の支柱に交換したのでテントを張ってみた

100均「三つまた支柱」が少し曲がった

壊れたテントポールを100均の「三つまた支柱」に交換したので、ポールを繋げて強度はどれくらいあるのか、曲げてみた結果、交換した100均の支柱が曲がってしまった。

100均「三つまた支柱」をテントポールの代用としてテントを張ってみた

で、少し曲がったポールで実際にテントを張ってみた結果、一番上にある真ん中のポールは、少し曲がった状態でも、100均の「三つまた支柱」の材質はスチールだから、木材(ウッド)よりも丈夫であると感じた。

100均の「三つまた支柱」は、テントポールが3本も作れるのでコスパ最強。

これよりも太い支柱もセリアに売っていましたよ^^

以上です。