セキセイインコは雛から飼育して成鳥へと育つまでにオスとメスの性別が分かるようになります。

ただし、雛のうちから性別を見分けるのは、ペットショップでも分からないことなので「不明」になっていることがほとんどです。

セキセイインコの性別は「ろう膜(鼻)」の色で見分けることができますが、雛のうちから性別の見分ける方法はないか調べている方に参考になればと、

私の飼育しているセキセイインコが雛から成鳥へとなり「ろう膜(鼻)」の色はどのように変化したのかを写真で解説しています。



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雛のうちからセキセイインコの雄雌を見分けるには「ろう膜」を見る

セキセイインコの雛は「ろう膜」がピンク色をしており、オスは全体的に、メスは「ろう膜」の穴の周りが白いです。

個体差もあり、原種に近いノーマル種であれば「ろう膜」の色だけで雄雌の判別も難しくないですが、品種改良されたセキセイインコの場合は色素が抜けていて判別も難しくなります。

オパーリンやレインボーのセキセイインコは雛の頃から雄雌の見分けが、ルチノーやアルビノのような色素が欠けていたり消失した赤目のセキセイインコよりも比較的簡単で、成長とともに「ろう膜」の色でオスとメスの見分けがはっきりとしてきます。

ノーマルブルー雛の「ろう膜」

雛から少し成長したメスのノーマルブルーのセキセイインコです。

「ろう膜」がピンク色から白色に変わりました。

メスのセキセイインコは成鳥になると「ろう膜」がベージュ色になります。

「ろう膜」はピンク色⇒白色⇒ベージュ色になっていきます。

ケンソン系パステルカラーレインボー ライトブルー雛の「ろう膜」

メスの雛です。

「ろう膜」の穴の周りが白くなっていますね。

パステルカラーオパーリン・ライトグリーン雛の「ろう膜」

同じくメスの雛です。


オスの雛の写真はありませんが、オスの「ろう膜」は全体的にピンク一色で鼻の穴の周りは白くならず、生後2か月くらいで「ろう膜」は紫色(ムラのない濃いピンク)になります。



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成鳥になったセキセイインコは「ろう膜」の色でオスとメスがはっきり分かる

セキセイインコは生後2か月くらから「ろう膜」の色に変化が現れ、生後8ヶ月頃にはオスとメスの区別がはっきり分かるようになります。

メスのセキセイインコは、雛の頃はピンク色の「ろう膜」をしていて穴の周りが白く、2か月くらいで全体的に白っぽくなり、成鳥になるとベージュ色の「ろう膜」になります。

発情期は茶褐色になります。(写真参照)

オスのセキセイインコは、雛の頃は全体的にピンク色の「ろう膜」をしていて、2か月くらいで紫色になり鼻の穴の周りが白く見えたりしますが、成鳥になると艶のある青色の「ろう膜」になります。

アルビノ・ルチノー・ハルクインの性別

アルビノ・ルチノー・ハルクインの性別を雛の頃から見分けるのは難しいです。

成鳥になってからやっとオスとメスが分かるようになると思ってください。

アルビノのオス(雛)

アルビノの雛のオスは「ろう膜」の色がピンク色をしていて、鼻の穴の周りが薄紫色になっています。

成鳥したアルビノのオス

アルビノのオスは成鳥になっても「ろう膜」の色は変わらないですが、

「ろう膜」のピンク色と鼻の穴の周りの薄紫色が濃くなり白くなっていきます。

ルチノーのメス(雛)

写真では分かりにくいですが、雛の頃はオスもメスも「ろう膜」の色が同じ感じです。

成鳥したルチノーのメス

成鳥といってもまだ若いルチノーのメスです。

「ろう膜」の色はピンク色から白色に変わり成鳥になるとベージュ色になります。

成鳥したルチノーのオス

ルチノーオスの雛写真は撮影していません。

ルチノーはアルビノと同じで成鳥したオスはピンク色で鼻の穴の周りの薄紫色が濃くなります。

まだ若いルチノーのオスですので、もっと成鳥?になると鼻の穴の周りは白くなっていきます。

個体によっては「ろう膜」が水色っぽくなることもあります。

これは、オスの証拠でもあるのかな?



※この記事は、元々私が運営していたセキセイインコのサイトを閉鎖して掲載しました。

オリジナル記事はパクられてしまい、私の書いた記事なのに書き直しています。

飼育しているセキセイインコの名前もパクられたので掲載することはできませんでした。


セキセイインコは性格や行動で性別を見分けることもできます

ろう膜だけではオスかメスの判別がつかなかった場合には、性格や行動を観察するのも良い方法です。


●セキセイインコの雄は、言葉を覚えるのが雌に比べて早いですし、個体差もありますがよく懐く子が多い感じもします。

●アルビノの雄は首を縦にふって毎日機嫌が良いです。

●雄が雌に求愛行動(プロポーズ)をするために餌を吐き戻しする行動をとります。

●セキセイインコの雌は、隙間がとても大好きで、入れそうだな!と思った隙間にはギリギリでも入って行こうとします。この隙間に入る行動は、発情中によくあることで攻撃的になります。

●また、生後半年くらいから噛み付いてきたりするのも雌のほうが多いかもしれないです。

●雄のセキセイインコも噛みますが、とても優しい甘噛みの子が多く、雌のセキセイインコは手加減をしないで本気で噛んでくる子が多い気がします。

●もちろん卵を産んだら雌です。

まとめ

セキセイインコの性別を見分けるには「ろう膜」の色を見たり、性格や行動を観察します。雛のうちからメスとオスの判別は難しいですが、生後2か月くらいから見分けられるようになります。また、種類によっては成鳥になるまで性別を見分けるのが難しいセキセイインコもいます。



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セキセイインコ雛から成鳥へ性別の見分け方を写真で解説については以上になります。