携帯の勧誘電話で始まったSo-net(ソネット)の契約。気づいたときには料金が上がっていて、不要なオプションがいくつも付いていたので、全部見直して、使っていないものは解約しました。その方法をご紹介しています。

So-net(ソネット)の勧誘電話から始まった、勝手な契約と高額請求の罠

父親が携帯電話にかかってきた「0120」から始まる知らない番号に出たところ、「現在お使いのNTT東日本(フレッツ光)よりも安くなる」と説明するSo-net(ソネット)の代理店からの電話でした。

「大手SONYの子会社だから安心して契約できる」「フレッツ光+プロバイダー(ISP)の2契約より、光コラボレーションで1契約の方が安くなる」

そんな話をされ、とりあえず名前・住所・自宅電話番号を伝えたようです。詳細は後日届く書類を見て判断するつもりだったとのこと。

数日後、「重要書類在中」と書かれたSo-netからの封筒が届きました。

しかし、フレッツ光+ISPの2契約に特に不満がなかったため、書類は放置していたそうです。

ところが1か月後、So-netから「料金お支払いのお願い」という振込はがきが届きました。

2か月間支払いを無視していたところ、インターネットが突然使えなくなったのです。

請求はがきの内容

前月分の支払いが確認できなかったため、今月10日以降にサービスが一時停止される可能性があります。

さらに、支払いまたは支払い方法の登録が確認できないまま月末を迎えると、契約は自動的に退会扱いとなります。

退会後は「So-net 光 電話」「ひかり電話(NTT提供)」「auひかり 電話サービス」などの電話番号が廃止され、再利用できなくなる場合があります。といった内容が書かれていた。

転用承諾番号を教えていないのに、なぜ?

不審に思い、NTT東日本に電話して「転用承諾番号の発行履歴があるか」を確認したところ、すでにSo-netに転用されており、ひかり電話もSo-netに切り替わっていて、NTT東日本は自動解約されていたとのこと。

つまり、転用承諾番号を伝えていないのに、勝手にSo-netへ転用されていたのです。ということは、転用承諾番号はインターネット(Webフォーム)経由で、代理店が不正取得した可能性が高いということになります。

結果として…

●So-netのプロバイダー契約を解除しようとすると違約金が発生

●NTT東日本(フレッツ光)に戻すには新規契約扱い

●結局、So-netは解約できず、使い続けるしかなかった

読者への警告と教訓

携帯電話での勧誘が来たら、それだけで怪しいと思っていい。So-netの代理店によるこのような勧誘電話には、絶対に出ないこと。もし出てしまっても、「間に合ってます」と一言返して、すぐに電話を切ること。

このような光コラボレーションモデルの電話勧誘は、総務省も注意喚起している悪質な手口です。総務省はプロバイダー名を明示していませんが、So-netもこうした代理店を使っていることは把握しているはずです。

詳しくは、総務省が公開している注意喚起ページ(PDF)をご確認ください:光コラボレーションモデル不適切な電話勧誘にご注意ください(総務省)

So-netというプロバイダー自体は悪い会社ではありません。しかし、このような代理店のやり方によって、信用を失っているのは間違いありません。

So-net(ソネット)の料金が高い理由と、不要オプションの解約方法

So-net(ソネット)からの最初の請求は6,537円だったが、気づけば10,196円にまで跳ね上がっていた。不要オプションが自動で付いていた可能性が高く、気づかないうちに料金が膨らむ仕組みになっていた。

これでは、NTT東日本(フレッツ光)+プロバイダー(ISP)の2契約の方が断然安い。最初の請求を見ても料金はほとんど変わらず、信用と信頼の面でもNTT東日本の方が圧倒的に優れている。

例えば、NTT東日本のルーターが故障した場合、すでに解約してしまっているため、NTT東日本のサポートや交換サービスを受けることができない。So-netへ転用したことで、元の安心を失ってしまった。

実家の電話はほとんど受け専用で、こちらからかけることはほとんどない。「安くなる」と言われて契約してしまったが、あとになって回線トラブル時の対応や信頼感まで失っていたことに気づいた。

So-net(ソネット)プロバイダー料金が突然高くなった理由

So-net(ソネット)プロバイダーの料金が突然高くなった原因は、オプションの無料期間が過ぎて、2か月後に自動で有料契約に切り替わっていた。このオプションも、本来ならユーザーが必要に応じて選ぶ形にすればいいはずだが、最初からいくつもの「2か月間無料オプション」が設定されているため、高齢者やパソコンに詳しくないユーザーはそのまま契約してしまいがち。不要なサービスに料金を払うことになり、これはもう実質ぼったくりとしか言いようがない。

So-net(ソネット)のオプション確認と解約前の注意点

2か月間無料オプションの確認

So-netのマイページにて、サービス利用状況をクリックします。

下へスクロールすると「特典・キャンペーン・割引」があります。

オプション名内容月額料金(税込主な機能・特徴
みやブル+ネットトラブル弁護士費用保証ネット詐欺対策+弁護士費用保険約660円詐欺・誹謗中傷などのネットトラブル時に弁護士費用を補償。フィッシング対策ソフト付き
Benefit Station for So-net会員制優待サービス約550円前後(要確認)飲食・レジャー・旅行などの割引優待が受けられる福利厚生サービス
So-net 安心サポートパソコン・ネットの有償サポート約330円〜リモート操作や電話でのトラブル対応。訪問サポートは別料金
バレッドライフ for So-net生活トラブル対応サービス約550円前後(要確認)水回り・鍵・ガラスなどの生活トラブルに24時間対応。出張費無料など
So-net くらしのお守り ワイド生活相談+保険的サポート約550円前後(要確認)医療・介護・法律・子育てなどの電話相談+見舞金制度など
S-SAFE ID Keeperパスワード管理+情報流出監視約330円メールアドレスの流出監視と通知。最大3台まで利用可
S-SAFE総合セキュリティソフト約550円ウイルス・詐欺サイト対策、バンキング保護、ペアレンタルコントロール。最大7台まで利用可

※これらのオプションは、契約時期やキャンペーンによって内容や料金が変わることがあるため、必ずSo-net公式サイトやマイページで最新情報を確認してください。

ここにあるオプションは、2か月後に自動で有料契約に切り替わります。使った覚えがなければ不要なオプションで、すべて解約すれば、月額料金が3,000円以上安くなる可能性があります。

So-netオプションサービスを解約前に確認すること(注意点)

「特典・キャンペーン・割引」よりもさらに下へスクロールすると、So-netオプションサービスがあります。

ここに載っているオプションサービスは、現在利用中の全サービスになります。

「特典・キャンペーン・割引」一覧にあったオプションは全て解約しても問題ありませんが、「v6プラス」と「So-net 光 電話 基本プラン」はそのまま残しておきました。

So-net(ソネット)不要オプション解約方法

オプションサービス一覧で不要なオプションをクリックすると、メニューが表示され、右側に「オプション解約」があるのでクリックします。

下へスクロールすると、サービスの解約手続きがありますので、「確認画面に進む」ボタンをクリックします。

下へスクロールすると、「解約する」ボタンがあるのでクリックします。

「解約のお申し込み手続きが完了しました」と表示され、不要オプションが解約されました。

So-netオプションサービスの一覧でも、「状況|解約済み」となっています。

この流れで、So-net(ソネット)の不要オプションを全て解約しました。

So-net(ソネット)の契約は、勧誘電話やWeb申し込みから始まることがあり、気づかないうちにオプションが付いているケースもあります。「特典・キャンペーン・割引」一覧にある2か月無料オプションは、早めに解約しておくと、あとから料金が高くなった!と困らずに済みます。

以上です。