100均ショップにはスプレー缶タイプの自転車用空気入れが売っていますが、実は中身の成分はガスボンベ(プロパンガス)と同じ「LPG」なんです。自転車の手動空気入れとは違い、スプレー缶タイプは抜けやすく、「LPG」だからガスライターに充填しても使えてしまう、ちょっと危険な自転車空気入れスプレー缶。

ここでは、スプレー缶タイプの空気入れは、なぜ抜けやすいのか?と、100均のガスボンベと比較して、スプレー缶タイプの空気入れでも、ガスライターに充填して使えるの実験してみました。

【100均】自転車空気入れスプレー缶が抜けやすい理由

100均ショップのダイソーさんで見つけた「自転車用空気入れスプレー缶タイプ」は、無印(ダイソー表記なし)商品なので、ダイソーの他にもセリア等の100均でも販売されているかもしれません。

値段は、税込110円。

自転車のバルブに差し込み、プッシュすることで空気が入る画期的な商品ですが、中身の成分はエアー(空気)ではなく、LPG(ガスボンベ(プロパンガス))でタイヤの空気を入れています。

可燃性のガスであり、火気厳禁であるなど、注意が必要な「自転車用空気入れスプレー缶タイプ」でもあります。

スプレー缶タイプで空気を入れると、抜けやすい理由は、LPG(ガスボンベ(プロパンガス))なので、チューブ(ゴム)のLPガス透過現象で空気が抜けてしまいます。

ママチャリなどの自転車タイヤは、ゴム製のチューブに空気を入れるので、フロアポンプや携帯用の手動自転車空気入れで定期的に空気を入れるのが基本です。

「自転車用空気入れスプレー缶タイプ」は、あくまでも、応急処置的な使い方が良いと思います。

コスパで考えても、手動の自転車空気入れを携帯するのが一番だと思います。

100均ダイソーのガスボンベと「自転車用空気入れスプレー缶」の比較

100均ショップのダイソーには、ガスライター専用のガスボンベが売っています。

「自転車用空気入れスプレー缶」と中身の成分を比較してみます。

左の写真が「自転車用空気入れスプレー缶」、右の写真が「ガスライター専用のガスボンベ」です。

どちらも成分は、LPGで、「高圧ガス」と記載されています。

「火気と高温に注意」の記載内容も同じで、「自転車用空気入れスプレー缶」には火気厳禁、「ガスライター専用のガスボンベ」には可燃ガス・火気注意と赤文字で大きく記載されています。

内容量は、80mlと72mlで若干違います。

「自転車用空気入れスプレー缶」のノズルは英式バルブ専用になっていますが、このノズルは取り外すことができます。

「ガスライター専用のガスボンベ」のノズルと形状は違いますが、ノズル部分を押すと、LPGガスが出てきます。

【100均】自転車空気入れスプレーのLPGガスをガスライターに充填してみた

「自転車用空気入れスプレー缶」は、「ガスライター専用のガスボンベ」と同じ「LPG」を成分としているので、ガスライターに充填してみました。

すると、ちゃんとLPGガスが入りました。

ガスライターの着火テストをしてみると、普通に着火して使えることが分かりました。

※自己責任になります。

あくまでも、【100均】自転車空気入れスプレーのLPGガスで、ガスライターが使えるかテストしてみただけですので、自転車の空気を入れる本来の使い方をしてください。

以上です。