カメラのイメージセンサーの掃除には、いつも無水エタノールとNikonのシルボン紙を使っています。仕上げに100均ダイソーのブロアーでゴミを飛ばしているのですが、どうしても撮影した写真に点ゴミが写ってしまうことがあります。
センサー自体は綺麗になっているはずなのに、点ゴミが残ってしまう原因として、100均ブロアーの風量の弱さや、ノズルの硬さ(ABS樹脂製)による傷のリスクがあるため、至近距離での使用を避けていたことが考えられます。
そこで今回、センサーを傷つけにくいシリコンゴム製ノズルを採用した、風量の強力な安心ブロアーを購入し、試してみました。
目次
カメラのイメージセンサーにも優しい!強力風量のハクバ製ブロアー

カメラのイメージセンサー用にブロアーを探していて、ハクバ製のブロアーを購入しました。
選定の決め手となったのは、ノズルの先端まで全てソフトシリコン素材が使われており、万が一センサーに接触しても傷つきにくい点です。
さらに、180ccというポンプ容量のおかげで、100均ダイソーのブロアーよりも風量が強力に出るため、センサー上のゴミをしっかり飛ばせると思ったからです。
■HAKUBA KMC-84LBK ブロアー(ハイパワーブロアー プロ 02 L)
ブロアーのカラーはオリーブ・タン・ブラック・ブルー・レッドの5色展開。一番安かったブラックを選びました。
HAKUBA KMC-84LBKと100均ブロアーを比較!特徴と違いをレビュー
ブロアーのサイズ比較

■100均ダイソーのブロアー
全長:149.0mm(ノズル含む)
直径:約52.5mm
材質:ポンプに熱可塑性エラストマー、ノズル部分はABS樹脂
■HAKUBA KMC-84LBKのハイパワーブロアー
全長:約180mm(ノズル含む)
直径:約65mm
材質:ポンプ、ノズル全てシリコンゴム
サイズを比較すると、HAKUBA KMC-84LBKのハイパワーブロアーはダイソー製に比べて全長・直径ともに明らかに大きく、存在感があります。
この違いが風量や扱いやすさにどう影響するかは、実際に使ってみた感想で詳しく触れていきます。
100均ダイソーのブロアーと違う点

100均ダイソーのブロアーは吸気口が1つだけですが、HAKUBA KMC-84LBKのハイパワーブロアーには吸気口が3つあります。
この「独自の3穴吸気口」により、公式によれば“大容量のポンピングをストレスなく行うことができる”とのこと。
実際に使ってみると、空気の取り込みがとてもスムーズで、連続して風を送り出す際も安定感がありました。
また、吸気口部分は幅広に設計されているため、HAKUBAのブロアーは立て置きも可能。なお、ダイソーのブロアーも同様に立てて置くことができます。
ブロアーのノズル部分の硬さ比較

100均ダイソーのブロアーのノズル部分はABS樹脂製で、非常に硬いです。
実際に机の上で押してみても、ノズルが曲がることはありません。

一方、HAKUBA KMC-84LBK ハイパワーブロアーのノズル部分はシリコンゴム製で、触ると明らかに柔らかさがあります。
実際に机の上で押してみると、ノズル部分がしなって曲がるほど柔軟性があり、これなら万が一センサーに接触してしまっても傷をつける心配が少ないと感じました。
持ち運びに便利なブロアーはどちらか

■100均ダイソーのブロアー
重量:約39g
サイズ:全長149.0mm(ノズル含む)/直径約52.5mm

■HAKUBA KMC-84LBK ハイパワーブロアー
重量:約95g
サイズ:全長約180mm(ノズル含む)/直径約65mm
重さ・サイズから見ても、持ち運びに便利なのは100均ダイソーのブロアーでした。
一方で、HAKUBAのブロアーにはストラップホールが付いているため、カメラバッグの外側に吊るして使うスタイルの方が向いていそうです。
HAKUBA KMC-84LBKのハイパワーブロアーを実際に使ってみた感想

100均ダイソーのブロアーと比較しても、HAKUBA KMC-84LBKのハイパワーブロアーは風量が圧倒的に強力でした。
正直、もっと早く買っておけばよかったと後悔するほどの違いです。
ノズル部分は柔らかいシリコンゴムで、万が一カメラのイメージセンサーに触れても傷つけにくく安心感があります。100均のABS樹脂ノズルとは、明らかに素材の信頼度が違います。
税込1,000円ちょっとでこの性能なら、もう100均ブロアーには戻れそうにありませんね。
以上です。