20年ほど前に購入したテスコムのバリカン(ヘアカッター)が、バッテリーの寿命でコンセントに差した状態で使用していたが、弱ったバッテリーが本体に入っていると、パワーが弱くて使い物にならない。

ということで、テスコムのバリカンを分解してバッテリーの種類と交換、または、バッテリー電池を外してパワー全開で使う方法をご紹介しよう。

古いテスコムのバリカン(スキカット)のバッテリー交換方法

バッテリー交換をするテスコムの古いバリカン

20年くらい前に購入したテスコムの古いバリカン(ヘアカッター)は、スキカット(型番:TC395)です。

スキカット(型番:TC395)は、水洗いが可能なバリカンで、お風呂場で髪を切るのに使用し、使用後も水洗いをしてお風呂場にずっと置いておいての使い方を約20年間していたが、バッテリーの寿命以外は、壊れずに使用できていた。

テスコムのバリカン(ヘアカッター)は安いので、新しいのに買い替えも考えたが、約20年間も使用していると愛着もあるし、使い慣れたバリカンをずっと使いたいので、バッテリーの交換を試すことにしました。

バリカンの内蔵バッテリーについて

バリカンの内蔵バッテリーはニッケル水素電池

コードレスのバリカンに限らず、コードレスの電動髭剃りなども、内蔵バッテリーにはニッケル水素電池を使用しているのが一般的です。

ただし、ニッケル水素電池といっても、市販のeneloop(エネループ)などのニッケル水素電池とは、作りが異なり、専用の内蔵バッテリー(充電池)は、プラス(+)もマイナス(-)も先端が出っ張っているタイプや、+側の先が-と同じく平らの形状になっていて、+と-をニッケルシート(電池接続シート)で スポット溶接してあるタイプがあります。

テスコムのバリカン(スキカット TC395)の分解

バリカンのカバーを外す

バリカンの裏側に、プラスのネジが3本あります。

ネジをプラスドライバーで外します。

バリカンのカバーを外した写真

写真は既にバリカンのカバーが外れた状態です。

カバーの外し方は、カバーには固定する爪が4箇所ありますので、この部分に細いマイナスドライバーなどをさして、カバーを外す要領でやると外れます。

バリカンの電池ボックスを取り外す

バリカンの内蔵バッテリーの電池ボックスは、プラスのネジ4本を外すと本体カバーから外すことができます。

バリカンの電池ボックスを取り外した写真

バリカンの本体カバーから、内蔵バッテリーの電池ボックスを外すことができました。

テスコムバリカンの内蔵バッテリーの確認

バリカンの電池ボックスからニッケル水素電池を取り外した写真

テスコムのバリカン(スキカット TC395)は、バッテリー電池ボックスの電源アダプター差込口側にあるプラスネジ2本を外すと、中のニッケル水素電池を取り外すことができます。

「BYD H-AA 1000mAh 2.4V O04」

テスコムのバリカン(スキカット TC395)は、単三型ニッケル水素電池で、+側の先が-と同じく平らの形状になっていて、+と-をニッケルシート(電池接続シート)で スポット溶接してあるタイプでした。

ニッケル水素電池には、「BYD H-AA 1000mAh 2.4V O04」と記載されています。

バッテリーを交換するには

スポット溶接されたタイプのニッケル水素電池

テスコムのバリカン(スキカット TC395)のニッケル水素電池は、形状が市販のeneloop(エネループ)などのニッケル水素電池とは異なり、また、スポット溶接されているタイプです。

同じ形のニッケル水素電池で、はんだ付けタイプのバッテリーがあり、スポット溶接をしたことがない方には、こちらの商品がおすすめです↓

また、市販のeneloop(エネループ)と同じ形状のニッケル水素電池を電池ボックスの中に入れて、蓋が閉められるか確認したところ、+側の電池の先が出っ張っていても大丈夫でしたので、電池バネ端子を取り付けると、市販のニッケル水素電池でも使えるようになるかもしれません。

ただ、もう20年も使っているテスコムのバリカンなので、電池交換よりも、もっと良い方法を思いつきました。

バリカンの内蔵バッテリーを外してパワー全開で使う方法が良かった

充電・交流式のバリカン

テスコムのバリカン(スキカット TC395)は、充電・交流両用タイプなので、電源アダプターをバリカンに接続した状態でも使えます。

電源アダプターは、入力:AC100V 50/60Hz 15VA、出力:DC2.6V 800mAと記載されています。

内蔵バッテリーの電圧よりも、電圧が若干高くなりますが、もう20年も使用しているバリカンなので、バッテリーを外して使うことにしました。

また、内蔵バッテリーが弱っていると、充電・交流両用であっても、中のバッテリーを外さない限り、パワーが弱いです。

内蔵バッテリーを外すと、パワー全開で使えるようになります。

※注意点は、すべて自己責任で行ってください。

接点復活スプレーをするとさらに良かった

接点が汚れているので綺麗にする

電源アダプターでバリカンを動かしても、途中で止まる原因は、差込口が汚れているせいであった。

エレクトロニッククリーナーと接点復活スプレーを使用した

ので、エレクトロニッククリーナーで接点を綺麗にして、接点復活スプレーをしたところ、バリカンが途中で止まることはなくなって解決した。

今回は、バリカンのバッテリー寿命で、新品のニッケル水素電池に交換する予定であったが、バッテリーを買うお金もないし、充電・交流両用タイプのバリカンであったため、内蔵の充電池を外して、コードレスからコード付きバリカンにプチ改造した結果、パワーも強くなりとても満足しています。

あと20年後も使えているかな。

以上です。