ブラザー複合機プリンターでプリントヘッドのクリーニングを何回か試していたところ、突然「エラー4F」状態になり「印刷できせん」と表示され、使用できなくなりました。

ここでは、「エラー4F状態」で印刷できない場合に自分で修理(解決)した方法をご紹介しています。

ブラザープリンター「エラー4F」印刷できせんと表示されたら確認するべきこと

ブラザーMFC-J950DWNの「印刷できせん 4F」エラー

ここでは、 ブラザー(brother)MFC-J950DWN 複合機プリンターのタッチパネル液晶画面に表示された「印刷できせん 4F」でご説明します。

「印刷できせん 4F」と画面に表示されると、印刷機能は使えなくなってしまいます。

まず、「エラー4F」が表示された場合には、ブラザー(brother)プリンターの公式ページを確認します。

【インクジェット プリンター】「印刷できませんXX」「初期化できませんXX」「スキャンできませんXX」「クリーニングできませんXX」という表示が出て、本製品が使用できない場合|ブラザー

公式のよくある質問に、電源プラグを抜いて電源をオフにし、数秒後にもう一度差し込んでください。と、ありますが、試しても「エラー4F」のままでした。

プリントヘッドのクリーニングを何回か試して、プリンターの温度が高くなっている可能性もあります。

そして、気になったのが、「廃インク吸収パッドの交換が必要です。」という記載です。

ブラザープリンター「廃インク吸収パッド」の場所と確認方法

本体カバーサポートを取り外し、本体カバーをフリーな状態にする

本体カバーサポートは矢印の示す部分です

ブラザープリンターの「廃インク吸収パッド」が、現在どのような状態になっているかをしっかりと確認するには、本体カバーをフリーな状態にしないと見えにくい機種もあります。

また、「廃インク吸収パッド」を交換する時にも、本体カバーをフリーな状態にしないと作業ができないです。

ブラザープリンターに「USB-Aオス to USB-Bオス」ケーブルを挿す際に、本体カバーを起こしますよね。まず起こした状態にします。

本体カバーを起こすと、左側に、黄緑色の本体カバーサポートがあります。

本体カバーサポートは黒い取り付け部品に取り付けられている

本体カバーサポートは、黒い取り付け部品で本体カバーに取り付けられています。

この黒い取り付け部品を取り外すことで、本体カバーサポートも取り外すことができます。

黒い取り付け部品を外すと本体カバーサポートも外れる

本体カバーサポートに付いている黒い取り付け部品は、奥側がスナップフィットのようになっており、指で押さえながら手前に引くと外れるようになっています。

本体カバーサポートを取り付ける時には、黒い取り付け部品を本体カバーの手前側(上側)に嵌めてから、奥側(下側)を押して入れるとカチッと音がして固定されます。

本体カバーを手で起こすと本体カバーサポートが外れる

本体カバーを手で起こすと、本体カバーサポートが外れて、本体カバーはフリーな状態になるので、壁などに寄りかかるようにします。

本体カバーは壁に寄りかかるようする

こんな感じで、本体カバーを壁に寄りかかるようにしました。

「廃インク吸収パッド」の状態を確認する

「廃インク吸収パッド」は矢印の示す部分です

ブラザープリンターの「廃インク吸収パッド」がある場所は、タッチパネル液晶画面向かって左側にあります。

「廃インク吸収パッド」に廃インクがかなり詰まっている状態

「廃インク吸収パッド」の状態を確認すると、かなり廃インクが詰まっている状態でした。

ここが原因かもしれないので、「廃インク吸収パッド」の交換をします。

「廃インク吸収パッド」の代用と交換方法

「廃インク吸収パッド」はピンセットで取り外すことができる

ピンセットで「廃インク吸収パッド」を取り外します。剥がしながら取るような感じです。

上側の「廃インク吸収パッド」を取り外した写真

「廃インク吸収パッド」は、上側と下側にもありますが、今回は上側のみを交換します。

ちなみに、下側の「廃インク吸収パッド」はL字の形をしています。

「廃インク吸収パッド」の再利用を試したが駄目だった

「廃インク吸収パッド」をIPAで洗浄した結果

IPA(イソプロピルアルコール)で、「廃インク吸収パッド」を洗浄して再利用を試みましたが、大量にインクが吸収しているのと、「廃インク吸収パッド」もボロボロで使えませんでした。

「廃インク吸収パッド」の再利用は不可能でした

「廃インク吸収パッド」の代用にメラミンスポンジが使える

「廃インク吸収パッド」の代用には、メラミンスポンジを使用します。

100均でも手に入るメラミンスポンジであれば、家にある方も多いと思うので、すぐに実践可能です。

メラミンスポンジで「廃インク吸収パッド」を作成

メラミンスポンジは、カッターで簡単にカットできます。

「廃インク吸収パッド」の厚みは、大体で約3~4mmです。

スポンジなし状態で動かすと、廃インクが本機に付着してしまうのを防ぐために「廃インク吸収パッド」を取り付けるので、正確なサイズでなくても問題ないと思います。

左:メラミンスポンジ・右:「廃インク吸収パッド」

メラミンスポンジで、「廃インク吸収パッド」を作成しましたら、先程取り外した場所に取り付けます。

ブラザープリンター「エラー4F」が直ったかの動作確認結果

メラミンスポンジで代用「廃インク吸収パッド」の結果

ブラザープリンター「エラー4F」で印刷ができなくなり、「廃インク吸収パッド」を交換(メラミンスポンジ代用)して、電源をオンにしてみたところ、「印刷できせん 4F」と表示され直っていませんでした。

だがしかし、電源プラグを抜いて、次の日に再度電源プラグを差し込んで、電源を入れてみたところ、「印刷できせん 4F」のエラー表示が消えて印刷が可能になりました。

結果、直りましたが、次にインク切れの表示になったので、インク交換で改善しそうです。

以上です。