加水分解したゴム塗料のベタベタを剥がすのではなく、止める方法はないか探していて見つけたのが「ラバープロテクタント」
実験してみた結果、加水分解の進行を防いでくれていると実感した。
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ラバープロテクタントとシリコンスプレーの違いは?
KURE(呉工業)の製品には、ラバープロテクタントとシリコンスプレーがある。
この2つは、ゴムにスプレーしても問題ないと人気の商品ではあるが、中身の成分は違うので使い道も異なる。
●ラバープロテクタントの成分は、「ゴム保護剤、石油系溶剤」で、ラバーパーツの保護に適している。
●シリコンスプレーの成分は、「シリコーンオイル」で、潤滑、ツヤ出し、防水の効果があり、ゴム素材にも使用が可能。
ということは、ゴムの硬化やひび割れを防ぐ効果があるのは、「ラバープロテクタント」であり、ラバーの加水分解防止にも適しています。
実際に、シリコンスプレーで加水分解したラバー部分に塗ってみたのだが、テカテカになって、手もツルツルになるだけで、全く効果がありませんでした。
ラバープロテクタントでラバー塗装のベタベタを取り除いて保護する方法
今回は、ZEN塗装コートされたカメラレンズの加水分解を、ラバープロテクタントでベタベタを取り除き保護してみます。
ラバー塗装は、無水エタノールなどで剥がすことは簡単ですが、カメラレンズのグリップ(滑り止め)として、ZEN塗装を残しておきたかったのです。
すでに、4~5回ほど、ラバープロテクタントを塗布しているので、ベタベタはしなくなっていますが、まだ粘性の加水分解で埃などのごみが付着していますので、根気よく何回も塗布します。
ラバープロテクタントはスプレー缶ですので、そのままカメラレンズに吹き付けるのではなく、柔らかい布などに吹き付けてから使用します。
こんな感じで塗布します。
ラバープロテクタントで加水分解したラバーを拭くと、このように布が黒くなります。
加水分解したラバー塗装の部分を取り除いてくれています。
無理に強くゴシゴシ擦るのではなく、優しく塗り付ける感じがよろしいかと思います。
ラバープロテクタントはゴムに浸透し、ゴムの保護もしてくれます。
一方のシリコンスプレーは表面のみで、乾かないでテカテカしています。
カメラグリップのラバーが白くなった時にも効果あり
ラバープロテクタントはゴムに浸透するので、カメラグリップのラバー劣化防止や白くなった場合にも効果ありです。
塗布してから、しばらくすると乾いていますし、触ってもシリコンスプレーと違いツルツル滑ることもありません。
ゴムの保護には、ラバープロテクタントがおすすめです。
まとめ
ラバープロテクタントは、車のワイパーゴム、ドア周りのゴム、窓枠ゴム、ゴム製ベルトの鳴き止めなどにも効果があるのでお試しください。
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ラバープロテクタントを使用して加水分解の効果はあるの?実験してみたについては以上になります。