スプレー缶をごみとして出す場合には、「穴をあけないで中身のガスを抜く」のと、「スプレー缶に穴をあけて」捨てるの2つの捨て方があります。
各市町村によってスプレー缶の廃棄方法が異なりますので、この2つの方法について実際にやってみました。
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目次
スプレー缶の主な種類
スプレー缶には、下記のような物があります。
・KURE 5-56などの防錆・潤滑剤・シリコンスプレー
・ラッカースプレー(ボデーペン)
・エアダスター
・ヘアスプレーなどの整髪料
・防水スプレー
・ガラスクリーナー
・卓上ガスボンベ(100円ショップダイソー・キャン★ドゥ・セリアのGAS含む)
・消臭スプレー(消臭剤・消臭・芳香剤など)
・キンチョールなどの殺虫剤
・虫除けスプレー
など。
これらのスプレー缶をごみとして出すには、使い切って中身のガスを抜く必要があります。
スプレー缶に入ったガスを抜く際の注意点
スプレー缶のガスを抜く際には、風通しが良く、周囲に火気が無い場所で行う。
流し台でガスを抜くのは絶対に駄目!引火する危険がありますので、屋内でやるのは絶対にやめましょう。
ちょっとぐらいのガス抜きだったからといっても、抜いたガスが屋内に充満していると、ガスコンロを点火して爆発する危険があります。
こういった大きな事故が過去にもありますので、屋外でやるようにしてください。
スプレー缶が未使用、または中身があるのに出ない場合の捨て方
未使用のスプレー缶であっても、ごみとして出すには、中身のガスを抜かなくてはなりません。
ですが、どうしても使い切ることができないなどの理由で、中身のガスを抜くことができない場合には、各市町村によって異なりますが、清掃事務所や消防出張所、リサイクルセンターなどで引き取りを行っているようです。
また、中身があるのにガスが出なくなったスプレー缶も、そのままごみとして出すとごみ収集車の火災の原因になりますので、必ず引き取りしてもらってください。
ただし、スプレー缶に穴をあけて廃棄することができる市町村であれば、中のガスを抜くことでごみとして出すことができますが、中身の量によっては引き取りしてもらってください。
スプレー缶のガス抜きに必要な物
・軍手
・新聞紙
・大きいビニール袋(半透明のごみ袋)
・マスク
・ガス抜きキャップ
KUREさんのスプレー缶には、キャップにガスを抜く穴があいています。
「ガス抜きキャップ」が無い場合には、噴射ボタンを押してガスを抜きます。
また、「ガス抜きキャップ」は、他社メーカーのスプレー缶でもガスを抜くことが可能です。
・スプレー缶穴あけ器
「ガス抜きプッチン」という商品が100円ショップに売っていました。(過去に買った商品)
スプレー缶に穴をあけないでガスを抜く方法
スプレー缶に穴をあけないで、ごみとして捨てる市町村では、
スプレー缶を使い切った後に、中に残ったガスを噴射ボタンを押してガスが無くなるまで出す、または「ガス抜きキャップ」を使用して中に残ったガスを抜いてから、ごみとして出すことになります。
ここでは、「ガス抜きキャップ」を使用して中に残ったガスを抜いてみました。
※ガス抜きを行った場所は、風通しの良い車庫で行っています。
スプレー缶の噴射ボタンを外す
スプレー缶の噴射ボタンは、どのメーカーでも外せるようになっている物が多いです。
噴射ボタンを上に引っ張ると外れます。
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「ガス抜きキャップ」を使用してガスを抜く
下に新聞紙を敷いて、その上に「ガス抜きキャップ」を置き、上から噴射ボタンを外したスプレー缶の先を挿し込んで押し込み「シューという音がしなくなるまで」ガスを抜きます。
スプレー缶を振ったりもしてください。
ちょっと自作して、ガス抜きしてみました。
KUREさんの「ガス抜きキャップ」は、他社のスプレー缶にも使用可能でした。
エアダスターや、
ラスペネなどにも。
最近のスプレー缶には、スプレーキャップに「ガス抜き」が付いている物もありますので、付いている場合にはサイズの合った専用品をご使用してください。
ラッカースプレー(ボデーペン)を「ガス抜き」する際の注意点
ラッカースプレー(ボデーペン)などは、中に塗料が入ったスプレー缶になりますので、使い切った物でもガスを抜く際に残った塗料が出てきます。
ラッカースプレー(ボデーペン)も噴射ボタンを外せますので、外してください。
半透明のごみ袋の中に新聞紙を敷き、その上に「ガス抜きキャップ」を置いて、袋の中でラッカースプレー(ボデーペン)のガスを抜きます。
このように、塗料が出てくるので養生をしてからガス抜きを行ってください。
スプレー缶に穴をあけて捨てる方法
スプレー缶に穴をあけてからごみとして出す市町村では、スプレー缶穴あけ器を使用してガスを抜きます。
スプレー缶に穴をあける前に、噴射ボタンを押して、または「ガス抜きキャップ」を使用して中身のガスを必ず抜いてください。
スプレー缶の底に穴あけ器を引っ掛けるようにして、下側の刃を缶に押し込みます。
すると、スプレー缶に穴があきます。
ラッカースプレー(ボデーペン)などの塗料が入ったスプレー缶に穴をあけると余った塗料が出てきますので、袋の中に入れて行うようにしてください。
スプレー缶とは別に、スプレーキャップ、噴射ボタン、スプレーノズルは分別して各市町村の捨て方で出してください。
スプレー缶は、可燃ごみ(燃やせるごみ)として分類されている市町村が多いですが、捨てる前に各市町村のサイトをご確認し、ルールを守って処分するようにしてくださいね。
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スプレー缶の捨て方「穴をあけないでと穴あけ器使用」の2つの方法については以上になります。