18リットルの灯油専用ポリタンクに、20年以上前の灯油を入れたまま車庫に保管していた。

【灯油の使用期限】については期限がないので、古い灯油でも劣化していない限り、燃焼し使える。

1年くらい前の灯油で劣化していなければ、家の石油ストーブに入れても普通に使えるが、5年も10年も前の灯油だと、いくら保管が良くても灯油は劣化しています。

ここでは、灯油が劣化したらどうなるか?と灯油の保管方法、劣化した灯油をキャンプストーブの燃料として使った結果などをご紹介しています。



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劣化していない灯油の色と劣化した灯油の色

劣化していない灯油の色

劣化していない新品の灯油の色は、無色透明をしています。

劣化した灯油の色

20年以上前の灯油を透明のコップに入れてみました。

灯油の色が無色透明ではなく、薄黄色になっていますので劣化しています。

また、劣化した灯油は、酸っぱいにおいになるようですが、においの異変はありません。

20年以上前の灯油ですが、保管した場所が良かったのか、思ったほど劣化はしていませんでした。

さすがに室内の石油ストーブに使用するのは、ゴミが詰まったり、点火・消火不良や正常燃焼しなかったりなどトラブルを起こす原因になるので使用は避けたいですね。

灯油の保管場所

灯油が劣化する原因は、直射日光、紫外線、温度、水分、空気によって変質していきます。

灯油の保管場所として、これら5つの変質原因を避けられる場所に保管するようにします。

室内、倉庫、車庫、物置など、高温・多湿にならない、直射日光が当たらない暗い場所で保管するのが一般的です。

また、ポリタンクの成分と光の触媒で灯油が変質しますので、数年、灯油を保管する場合には、金属製タンクを使用するのがおすすめです。

灯油は1シーズンで使い切れる量を購入するのが基本ですが、考えてみたら、北海道は冬の暖房やお風呂の為に、屋外に灯油ボイラータンクが設置されていますよね。金属製のタンクであることから、灯油の保管には金属製が良いことになります。

20年以上前の灯油をキャンプストーブの燃料として使ってみた

室内用の石油ストーブとは違い、キャンプなどで使用するミニ灯油ストーブは、構造が単純で、燃料タンクに入れた灯油を燃焼用の綿の糸で吸い上げるだけの仕組み。

室内用の石油ストーブの場合は、タンクにゴミが詰まったりするが、ミニ灯油ストーブは、灯油を燃焼用の綿の糸で直吸い上げするので、ゴミ詰まりはしない。

灯油が燃えれば、普通に使えるんじゃないかと思い挑戦してみました。

ミニ灯油ストーブのタンクに灯油を入れて、上部の部品を取り付けて、チャッカマンなどのライターで綿の糸に点火。

20年以上前の灯油が見事に燃えています。

キャンプストーブの燃料としてなら十分使えることが判明。

お湯を沸かしてみました。

遠赤外線ヒーターアタッチメントをミニ灯油ストーブの上に載せて、ストーブとしても。

ソロキャンプで重宝することでしょう。

結論として、20年以上前の劣化した灯油でも、キャンプストーブ(ミニ灯油ストーブ)の燃料としてなら使える。



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【灯油の使用期限】20年以上前の灯油をキャンプストーブの燃料として使った結果については以上になります。