ヤマハ タウンメイト50(22F)のシャフトドライブ(ファイナルギアボックス)のグリスがどうなっているか心配になったので、分解して中の様子を見ることにしました。
目次
ヤマハ タウンメイト50(22F)のシャフトドライブ(ファイナルギアボックス)の開け方
ここでは、ヤマハ タウンメイト50(22F)T50/T50D/T50EDのシャフトドライブでご説明します。
タウンメイト80とは若干、開け方が違います。
まず、リアホイールを外します。
Cリング(サークリップ)を外す
Cリング(サークリップ)を外します。
専用工具が必要になりますが、100均の物でも代用できます。
下記の記事を参考にしてください↓
クラッチハブが外れるようになりましたので、手前に抜きます。
※ヤマハ タウンメイト50(22F)T50/T50D/T50EDには、Cリング(サークリップ)は1個しか付いていません。80ccのタウンメイトには、クラッチハブを抜いた後に、Cリングがもう1個付いています。
また、Cリング(サークリップ)は新品に交換するのが基本です。
フランジボルトを外す
6本のフランジボルトを10mmのメガネレンを使用して外します。
これで、ベアリングハウジングを取り外せるよになりますが、簡単には抜けないので、
裏側からゴムハンマーで軽く叩くことで、徐々にベアリングハウジングが抜けて取り外すことができました。
また、ベアリングハウジングを組み付ける時も、軽くゴムハンマーで叩きながら入れました。
ヤマハ タウンメイト50(22F)のシャフトドライブのグリス点検
ベアリングハウジング(ファイナルギアボックス)の蓋を取り外すと、リングギヤがあります。
ここに、専用のグリスが塗布されています。
私のタウンメイト50(22F)のシャフトドライブのグリスは、色は変化していますが、粘りはあるので、新しいグリスを塗布するのは、今回はやめることにします。
バイク屋さんの人も、これだけ回れば問題ないよ。って言ってたのを思い出しました。
ベアリングハウジングに付いていたグリス。
これ勿体ないし、リングギヤのグリスが少し足りないような感じがしたので、
グリスを取って、
リングギヤに塗布しちゃいました。
ベアリングハウジングの組付け注意点
ベアリングハウジングには、矢印があります。必ず進行方向に向けて組付けます。
また、ベアリングハウジングのOリングは組付け時に新品に交換するのが、基本です。
ベアリングハウジングの締め付けトルク(フランジボルト)
フランジボルトを既定のトルクで締め付けるのが、基本です。
フランジボルトには、ネジロックを塗布してから組み付けます。
ベアリングハウジングの締め付けトルクは、「0.8~1.2kg・m」です。(ヤマハサービスマニュアルで確認しました)
タウンメイト シャフトドライブ(ファイナルギアボックス)のグリスについて
YAMAHA(ヤマハ)タウンメイトのシャフトドライブのグリスには、純正品のファイナルギアボックス専用「Tメイトグリース」という商品がありますが、ネット通販では取扱い終了していて売っていません。
グリースBをタウンメイトのシャフトドライブに使用している方もいます。
「Tメイトグリース」は、特殊増ちょう剤を用いたグリースで、耐熱性、酸化安定性に優れているみたいですが、グリースBでも問題ないのかな。
グリスアップ用に、私が用意したのは、AZ(エーゼット)の極圧有機モリブデングリースです。
これもネットを参考に買いました。
40gでは少ないですね。めっちゃ小さいです。
元から塗布されているグリスみたいに粘りがあって、耐熱性、酸化安定性に優れていれば使えるんだけどね。
どうなんだろ。
やっぱ、YAMAHA(ヤマハ)タウンメイト シャフトドライブ専用の「Tメイトグリース」だよね。
良いの見つけた。商品はこちら
硬め(ちょう度3)のグリスで、値段も安い。タウンメイト シャフトドライブ(ファイナルギアボックス)のグリスとして買って使ってみようと思う。