中古で入手した原付バイク、ホンダ・ストリーム(スクーター)TB07。
その純正2STチャンバー(マフラー)が詰まっているのか、吹けが悪くて全然スピードが出ない。
実は以前にも、2STチャンバーを焚火の中にぶち込んで焼いたことがある。
でも今回は、予想以上にカーボンが詰まっていたので本気で焼いてみた。
目次
2STチャンバーが穴だらけの原因は、パイプユニッシュだと思う。

中古で入手したホンダ・ストリームTB07(スクーター)の2STチャンバーは、以前パイプユニッシュで洗浄したそうだが、詰まりは取れなかったらしい。
この様子からして、パイプユニッシュ常習犯であることは間違いない。
パイプユニッシュは内部を腐食させたり、触媒を詰まらせる原因にもなるため、私は一度も使ったことがない。
しかも水分を含んでいるため、洗浄後に走らず放置してしまうと、カーボンが除去されないまま内部が湿った状態になり、結果としてチャンバーに穴があく可能性もある。
まぁ、色々な要因はあると思うけど、水分を含んだものでの洗浄は乾かすのが大変だから、私はやらない。
旧車の原付バイクってこともあるし、余計なリスクは避けたいんだよね。

特に穴がひどかったのは、2STチャンバーの出口付近。
ここはカーボンが溜まっているのか、水分を含んでいるのか、ゴムハンマーで叩いてみると鈍い音がする。
まるで「中に何か詰まってますよー」って感じの音だ。
しかも、穴が空いている周辺は鉄が薄くなっていて、溶接はかなり難しそう。
鉄板を被せて補強してから溶接するしかなさそうだ。

さらに、以前の所有者がチャンバーに穴を開けていて、その穴にはホースが取り付けてあった。
おそらくオイルの排出でもしていたのだろう。
2STチャンバー(マフラー)の詰まりに苦戦していた様子が、こうした加工からも伝わってくる。
焚き火用に一斗缶を改造!2STチャンバー焼きに最適な現場仕様

2STチャンバー焼きに使うのは、一斗缶。
焚き火用に改造するといっても、側面全面に空気穴をあけるだけのシンプルな加工だ。
とはいえ、ステップドリルで15×4=60個の穴をあけるのは、なかなか飽きる作業。
今回は2STチャンバー専用にはせず、他の用途でも使えるようにしたかったので、穴の位置はきちんと計算してあけた。
2STチャンバー(マフラー)を一斗缶の焚火の中に入れてみた
家の近くでは焚き火が禁止されているので、海まで行くことにした。
ただ、その海でも焚き火が禁止されている区域があり、そろそろ厳しくなってきている。
ここで焚き火をしていいのか分からなかったが、BBQをしている人もいたので「まぁ大丈夫かな」と思った。
それよりも気になったのは、砂浜に焼かれた車が放置されていたこと。不気味だった。
夜は治安が悪そうで、昔のドリームビーチを思い出してしまった。
焚き火で2STチャンバーを焼いた時間と焼き加減の目安

一斗缶に家で不要になった木材を入れ、自作の着火剤を使ったら、簡単に火がついた。
側面にあけた空気穴の効果もあるのだろう。
火をつける前に、一斗缶の中に2STチャンバー(マフラー)を入れておくのを忘れずに。
焼き加減は、正直“適当”だ。
ガンガンに燃えている焚き火は調整できないし、むしろガンガンに焼いた方がカーボンもしっかり除去される。

2STチャンバー(マフラー)の焼き時間に、厳密な決まりはない。
目安としては、マフラーから白い煙が出なくなるまで焼けばOK。
海に落ちていた流木を拾って焚き火に使い、ついでに海を綺麗にしながら、四輪バギーが砂浜を走りやすいようにも貢献できた。
そんな感じで、3時間ほど焚き火をして遊んでいたが、
焼き時間としては、だいたい2時間もあればカーボンはしっかり除去されていると思う。
ちなみに、2STチャンバーの消音材なども焼けてなくなるので、その点は忘れずに。
2STチャンバーの焚き火動画
2STチャンバー(マフラー)を焚き火で焼いている動画も撮影しました。
火傷にご注意

焚き火でのチャンバー焼きは、火力が強くて予想以上に熱が回ります。
2時間も直焼きしていれば相当な熱さになり、軍手+革手でエキゾーストパイプ部分を持って、数秒後に火傷になってしまいました。
素手で触っていたら相当ひどい火傷になっていたと思います。
ご注意ください。
以上です。