原付バイク(ヤマハ タウンメイト50(22F))のエアフィルター(エレメント)を交換してから約2年が経過したので、現在の状態確認と、エアフィルターの清掃を初めてやってみました。

ここでは、実践方法を写真付きでご紹介しています。

原付バイクのエアフィルター(湿式)の状態確認

湿式エアフィルター(エレメント)の状態確認

原付バイクなどの小排気量のバイクには、湿式のエアフィルター(エレメント)が使用されているが、ボロボロになって使い物にならない状態になっていることがよくある。

筆者も、原付バイク(ヤマハ タウンメイト50(22F))を購入して、確認したところ、原型をとどめていない粉々になったエアフィルターが出てきた。

その時は、新品のエアフィルター(エレメント)に交換をした。

交換してから、約2年が経過したので、現在の湿式エアフィルターの状態を確認したところ、まだまだ使える綺麗な状態であった。しかし、完全に乾燥した状態になっていたので、洗油→乾燥→4サイクルエンジンオイル(ギアオイルも可)の塗布作業を行った。

原付バイクのエアフィルターの洗油(洗浄)方法

原付バイクの湿式エアフィルター(エレメント)は、灯油を使用して洗浄します。

この時、エアフィルターを入れて洗浄する容器が必要になります。

1Lオイル缶の容器をエアフィルターの洗浄容器にする

湿式エアフィルター洗浄用容器を自作する

湿式エアフィルターを洗浄する容器は、細長い容器が適しています。

空になった1Lオイル缶の先端部分を缶切りでカットして、エアフィルターの洗浄容器として使用します。

缶切りで1Lオイル缶の先端部分をカットして、ペンチなどでカットした部分を潰してください。こうすることで、エアフィルターが接触しての破れ防止になります。

空の1Lオイル缶に灯油を入れる

自作した湿式エアフィルター洗浄用容器に灯油を入れる

先程作成した1Lオイル缶のエアフィルターの洗浄容器に、灯油を入れます。

注意点は、灯油を容器に並々に入れてしまうと、エアフィルターを入れた際に零れてしまうので、零れない程度に入れること。

筆者は、灯油を並々に入れてしまったため、案の定、エアフィルターを入れて洗浄作業中に零れてしまいました。

湿式エアフィルターの洗浄

灯油を入れ容器に湿式エアフィルターを入れる

灯油を入れた1Lオイル缶の中に、湿式エアフィルターを入れます。

灯油の中で湿式エアフィルターを優しく揉み洗い

湿式エアフィルターを優しく揉み洗いします。

灯油が染み込んだ湿式エアフィルターをウエスに吸収させる

灯油での洗浄が終わりましたら、湿式エアフィルターをウエス等で包み灯油を吸収させる。

注意点は、湿式エアフィルターを雑巾のように絞らないこと。(ヤマハタウンメイトのサービスマニュアルに記載されています)

湿式エアフィルターを乾燥させる

湿式エアフィルターを乾燥します。

天日干しで完全乾燥させたかったのですが、天気が悪く、また、すぐに乾燥させたかったので、ドライヤーを使用して乾燥しました。

あっという間に完全乾燥しました。

注意点は、換気の良い場所でやること。

湿式エアフィルター(エレメント)に4サイクルエンジンオイルを塗布する

湿式エアフィルターに4サイクルエンジンオイルを塗布する

ヤマハタウンメイトのサービスマニュアルには、湿式エアフィルター(エレメント)の洗浄後、乾かしてからエンジンオイルに浸して、ウエス等で包み軽く絞ります。と記載されています。

ここでは、4サイクルエンジンオイルを使用しますが、ギアオイルも使用可能のようです。

エアフィルターオイルの専用品もあります↓

塗布量は、湿式エアフィルター(エレメント)新品購入時のオイル量が適量だと思いますが、勘で塗布します。

ここでは、エンジンオイルに浸す作業は行わず、刷毛にオイルを付けて、湿式エアフィルター(エレメント)に塗布しました。刷毛で塗布する際の注意点は、毛が抜けてしまうことがあるので、塗布後に毛が付着していないかの確認をしました。歯ブラシでも良さそうですね。

以上で、湿式エアフィルター(エレメント)の洗油(洗浄)作業と、エアフィルターオイルの塗布作業が終了しました。

洗油(洗浄)で使用した灯油は、廃油ストーブの燃料として再利用します。

以上です。