ここでは、ママチャリや折りたたみ自転車の変速機付スプロケット、チェーンの錆が酷い場合のサビ取り方法をご紹介しています。
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目次
【サビを取るには】自転車チェーンとスプロケットを外す工具が必要
自転車チェーンを外すには、チェーンカッターが必要ですが、この工具についてはどの自転車でも使用可能です。
スプロケットには、ボスフリーとカセットの2種類があり、
ボスフリータイプの場合には、「スプロケット取り外し工具とモンキーレンチなど」
カセットタイプの場合には、「チェーン式フリーホイール外しとスプロケット取り外し工具とモンキーレンチなど」
を使用して取り外すことができます。
ママチャリや折りたたみ自転車で、リアブレーキが「サーボブレーキ」タイプであれば、スプロケットは「ボスフリー」タイプが多いようです。
自転車チェーンを外してサビを取る
自転車チェーンを外すのに使用する工具は、チェーンカッターです。
チェーンカッターをピンの中心部に合わせて、ハンドルを時計回りに回していくと、チェーンのピンが押し出されて、
このようにチェーンが外れます。
ピンを押し出して抜いているので、カットしてるともいいまね。
自転車チェーンの錆取り終了後には、ミッシングリンクを取り付けて使えるようにします。
■追記:折りたたみ自転車は、ミッシングリンクでチェーンの取り外しが可能になっていました。錆びていて気付きませんでした。ミッシングリンクを2個取り付けるのは、危険ですからチェーンは新品で買い換えました。
外した自転車チェーンは、サンポールに漬けます。
私は、ダイソーの「ナイス」をサンポールの代用に使用しています。
繰り返し使えるので、瓶に入れて再利用しています。
自転車チェーンをサンポール(ナイス)が入っている液体瓶の中に入れて、1日漬けておきます。
スプロケットを外してサビを取る
まずは、後輪のホイールだけにしたいので、リアディレイラーを外して、サーボブレーキを車体から外します。
ボスフリータイプのスプロケット取り外し失敗例その1
私は、昔のロードバイクに乗っていたので、「チェーン式フリーホイール外し」を2本持っています。
一番小さな(手前の)歯を外せば、カセットスプロケットと同じように外すことができると勘違いした写真です。
このやり方では、ボスフリータイプのプロケットを取り外すことはできません。
ホイールから、サーボブレーキを外し、ハブ軸も取り外さないと、スプロケット取り外し工具を使用できないので、分解していきます。
実は、ここまでの作業をするつもりはありませんでした。
サーボブレーキは、17のメガネレンチと15mmスパナで取り外せます。
後は、ハブ軸を回して抜いていきます。
24時間以上サンポール(ナイス)に漬けておいた自転車チェーンの錆取りですが、瓶から出して、ウエス(雑巾)で軽く拭いて、潤滑防錆スプレーを吹きかけておきます。
中性洗剤で洗うことはしませんでした。
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ボスフリータイプのスプロケット取り外し工具を購入しました。
家にあったスプロケット取り外し工具は、サイズが大きかったので、ボスフリータイプ用のスプロケット取り外し工具を購入しました。
モンキーレンチを使用します。
ボスフリータイプのスプロケット取り外し失敗例その2
ボスフリータイプのスプロケットには、「チェーン式フリーホイール外し」の工具は必要ありません。
ボスフリータイプのスプロケット取り外し方【成功】
ボスフリータイプのスプロケットを外すには、「スプロケット取り外し工具」と「モンキーレンチ」の工具があれば取り外せます。
反時計回りに「スプロケット取り外し工具」を回すと、ボルトが緩んだ感触がします。
ボスフリータイプのスプロケット裏面を見ると分かりますね。
ベアリング部分も錆が酷いですね。清掃してグリスアップしますね。
取り外したスプロケットをサンポール(ナイス)が入ったバケツに入れて、1日以上漬けておきます。
1日以上経過したので、バケツからスプロケットを出して、ウエス(雑巾)で軽く拭いて、防錆・潤滑スプレーを吹きかけて終了。
中性洗剤で洗っただけでは、錆が発生しますので、防錆・潤滑スプレーは必ず使用しています。
シマノのマークが消えかけていますが、錆は落ちましたね。
自転車チェーンは、錆が酷かったので、ピカールで磨きました。
これまでの作業ですが、自己責任でお願いします。
手間を考えれば、新品を購入したほうが良いでしょう。
錆は落ちたので、後は組み立てですね。
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自転車チェーンやスプロケットの錆が酷い場合のサビ取り方法については以上になります。