小樽水天宮(おたるすいてんぐう)へ参拝に行ってきました。小樽水天宮は北海道小樽市相生町3-1に鎮座する神社です。
ここでは、小樽水天宮の参拝や社殿写真、ご利益・お祭り、御朱印などをご紹介しています。
目次
小樽水天宮(おたるすいてんぐう)参拝レポ
「はなぞのばし」の橋を渡ると、道路脇に大きな石灯籠が一対あります。右側の石灯籠は建物の間に挟まった状態です。大正九年五月二十二日に建立された石灯籠なので、住宅よりも古くからあります。
建物の1階の高さを約3mとすると、石灯籠の高さがどれだけの高さがあるか分かります。
小樽水天宮の石灯籠が道路脇にあることから、既に参道を歩いています。
参道を歩いていると、とても大きな鳥居が道路にあります。高さは約6mはあるのではないでしょうか。
車も鳥居をくぐれます。
道路にあるコンクリートで造られた巨大鳥居は、大正九年五月二十二日建立です。
小樽水天宮の鳥居はここ(一基)のみです。
鳥居をくぐり、参道の坂道を歩いていると、
小樽水天宮の丘の中腹、急な石段があります。
小樽水天宮には専用駐車場がありませんので、車で参拝に来られた方は、ここの道路右側に路駐することになります。(参拝目的であれば境内前にある駐車場を利用することも可能)
丘の中腹の左側には、小樽聖公会があります。
小樽市指定歴史的建造物
建築年:明治40(1907)年
構造:木造
急な石段を上り、突き当りを右へ行きます。
小樽水天宮の二番目の石灯籠があります。
石灯篭の奉納した年が見えなくなっていましたが、小樽水天宮に奉納されたものは大正九年五月二十二日建立が多いので、おそらく同じだと思います。
駐車場があります。
注意してほしいのは、ここの駐車場は小樽水天宮の専用駐車場ではないです。
駐車している方に聞いてみたところ、小樽水天宮には専用の駐車場はなく、小樽聖公会がある急な石段の手前に駐車するしかないようです。また、参拝目的で数分程度の駐車であれば駐車しても問題ないとのことでした。
小樽水天宮には、小樽市の公衆トイレもあります。暗くなると照明もついていました。
小樽水天宮の境内に入る前に、石段があります。
石段の右側には、昭和十一年十月九日建立の社号標があります。
小樽水天宮境内の参道です。
参道はコンクリートです。
境内の参道左手に、手水舎があります。
手水石は、大正九年五月二十二日奉納。
小樽水天宮のとても大きな狛犬です。
小樽水天宮の巨大狛犬は、大正九年五月二十二日建立です。
小樽水天宮の狛犬がどれだけ大きいか、176cmの人間(私)と比較してみました。
狛犬の台座の高さだけで約2mはあり、狛犬も約2mはあります。
台座と狛犬を合わせての高さは、約4mはありますね。それ以上かな。
小樽水天宮の社殿前の石灯籠は、大正九年二月建立。
小樽水天宮の拝殿には、本坪鈴(ほんつぼすず)はありませんでしたが、お賽銭箱はありました。
お賽銭を入れて参拝をしました。
小樽水天宮の歴史
小樽水天宮の創祀は安政6年(1859年)と伝えられています。
明治27年(1894年)、社殿が大風により破壊。
明治33年(1900年)4月、社殿再建。
明治33年(1900年)4月10日、社殿隣に鎮座する稲荷神社は、小樽水天宮よりも歴史が古く、文政11年(1828年)創祀と伝えられており、付近に鎮座していたが、奉仕されず放置されたままであったのを畏れた近所の住民の請願により小樽水天宮と合祀。
大正8年(1919年)3月10日、滋賀県出身者の故郷である官幣大社(かんぺいたいしゃ)多賀大社(たがたいしゃ)の御祭神「諾冉二尊(なぎなみのふたはしら)」を勧請増祀。
大正9年(1920年)、遷座祭(水天宮多賀大神)
大正12年(1923年)6月、村社昇格。
大正12年(1923年)7月、神饌幣帛料供進神社に指定される。
昭和8年(1933年)、郷社昇格。
昭和21年(1946年)、宗教法人となる。
■史跡
日露樺太堺(にちろからふとざかい)測定基準値及国境標
平成6年(1994年)5月12日、小樽水天宮の本殿と拝殿が小樽市指定歴史的建造物となる。
指定番号:第50号
小樽水天宮の御祭神とご利益
御祭神
弥津波能売神(みづはのめのかみ)
保食神(うけもちのかみ)
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
伊邪那美神(いざなみのかみ)
ご利益
弥津波能売神
・安産祈願、子授け・子宝祈願、五穀豊穣、祈雨・止雨
保食神
・農業守護・漁業守護・養蚕守護・狩猟守護・航海安全・開運招福・厄除け・出世
伊邪那岐神(伊邪那岐命)
・夫婦円満・子孫繁栄・長寿繁栄・厄除け
伊邪那美神(伊邪那美命)
・子孫繁栄・夫婦円満・延命長寿・縁結び・安産・子宝・家内安全
小樽水天宮のお祭り
・6月14日: 宵宮祭
・6月15日: 例祭大祭式
・6月16日: 後祭り
水天宮に祀られている水の神様を祝うもので、多くの参拝者や観光客が訪れます。
お神輿、露店、カラオケ大会、路上パフォーマンスなどのイベントがあります。
小樽水天宮の社殿隣には稲荷神社がある
稲荷神社は小樽水天宮の付近に鎮座していたが、奉仕されず放置されたままであったのを、明治33年(1900年)4月10日に合祀。
稲荷神社の石灯籠は、大正十四年八月建立。
小樽水天宮の御朱印について
小樽水天宮では御朱印を頂くことができます。
御朱印は社務所で頂くのですが、社務所の行き方は、
小樽水天宮の社殿左手にある絵馬掛け・おみくじ掛けの横に、下へ降りる石段があります。
石段の中間辺りに、
小樽水天宮の社務所があります。
宮司さんは常駐していませんが、社務所の玄関フードに御朱印が置いてあります。(無料ではありません)
御朱印は書置きタイプです。
初穂料を入れる箱があります。
宮司さんが社務所に居る場合には、御朱印を書いて頂くことも可能のようです。
小樽水天宮の境内は小樽市重要眺望地点に指定されている
小樽水天宮境内の社殿右側は、水天宮眺望地点となっており、標高約55mの境内から小樽市を一望できます。
・小樽運河方面
(小樽運河・北運河、観光船乗場)
・手宮方面
(小樽水族館、高島漁港)
・堺町方面
(堺町商店街、中央埠頭)
・南小樽方面
(フェリーターミナル、勝納埠頭)
・築港方面
(銀鱗荘、小樽港マリーナ)
境内にはベンチもあり休憩することもできます。
小樽水天宮にある塔や石碑
昭和31年8月16日に完成した小樽市の慈愛(じあい)の塔。
小樽出身の詩人「河邨文一郎」(かわむらぶんいちろう)の詩碑「山上の旗」があります。
三ツ谷謡村(みつやようそん)の句碑「柳絮(りゅうじょ)とび 我が街に夏来たりけり」という俳句が刻まれています。
石川啄木の歌碑があります。
かなしきは
小樽の町よ
歌ふこと
なき人人の
声の荒さよ
小樽水天宮は高台にある神社で4箇所の石段から行くことができる
以前に書いた小樽水天宮の記事では、1箇所の行き方しか書いていませんでしたので、ここでは4箇所の石段から高台に鎮座する小樽水天宮の行き方をご紹介しています。
外人坂(石段)
小樽水天宮の境内の海側には、急勾配な石段があります。
外人坂と呼ばれている石段で、123段もあるらしいです。
小樽の観光客は、この石段を上り小樽水天宮へ行く方が多いことから外人坂と呼ばれるのでしょうか。
確かに、海外からの観光客は外人坂の石段を上り、小樽水天宮に来ていましたし、帰りもこの石段を下りていました。
小樽水天宮の社務所の石段
小樽水天宮の社務所側の石段を上り、社殿へ行くことができます。
小樽水天宮 相生町3 公衆トイレ隣の石段
相生町3の公衆トイレの隣にも石段があります。
小樽水天宮の丘の中腹にある石段
車で参拝に来られる方は、小樽聖公会の向かい側の道路脇に駐車して、小樽水天宮の丘の中腹にある石段を上り社殿まで行きます。
小樽水天宮は、「はなぞのばし」の橋を渡り、道路脇に大きな石灯籠が一対あるところから参道になっています。
以上です。