豊岬金比羅宮の入口にある鳥居

豊岬金比羅宮(とよさきこんぴらぐう)へ参拝に行ってきました。豊岬金比羅宮は北海道苫前郡初山別村豊岬の日本海沿いに鎮座する神社です。

ここでは、豊岬金比羅宮の参拝や海岸に建つ大鳥居と社殿写真、ご利益・お祭り、御朱印などをご紹介しています。

豊岬金比羅宮(とよさきこんぴらぐう)参拝レポ

豊岬金比羅宮の第一鳥居

豊岬金比羅宮の鳥居は、一番目の第一鳥居、海岸に建つ大鳥居、金比羅神社の鳥居の三基あります。

豊岬金比羅宮の第一鳥居扁額

第一鳥居には、「豊岬金比羅宮」と書かれた扁額があります。

第一鳥居をくぐると、

豊岬金比羅宮の参道

参道はブロックタイルになっており、日本海の景色を見ながら海岸に建つ大鳥居と金比羅神社へ行きます。

豊岬金比羅宮の参道は途中から石段になる

参道の途中からコンクリートブロックの階段を下ります。

豊岬金比羅宮の境内は砂浜

豊岬金比羅宮(金比羅神社)の境内は、砂浜になっています。

豊岬金比羅宮の海岸に建つ赤色の大鳥居

豊岬金比羅宮で有名なのが、海岸に建つ大鳥居です。夕陽撮影スポットとしても人気があります。

豊岬金比羅宮の大鳥居の扁額

豊岬金比羅宮の大鳥居には、「金」と書かれた扁額があります。

豊岬金比羅宮の大鳥居と利尻富士(利尻島)

豊岬金比羅宮の大鳥居からは、日本海はもちろんのこと、利尻富士(利尻島)も見ることができます。

豊岬金比羅宮(金比羅神社)は崖に鎮座

海岸に建つ大鳥居の後ろにある崖には、金比羅神社が鎮座しています。

豊岬金比羅宮(金比羅神社)の赤い鳥居と祠

金比羅神社の石段を上ると、鳥居と祠があります。

金比羅神社の鳥居には「金」と書かれた扁額があります。

豊岬金比羅宮(金比羅神社)の参拝

金比羅神社の参拝は、石段を上ることになります。石段がもろくなっていたので上らずに、石段の手前から岩(崖)の中間にある金比羅神社を見上げて参拝しました。

お賽銭箱はありませんでした。

豊岬金比羅宮(金比羅神社)は、金比羅岬伝説に「豊岬稲荷神社」と書かれていることから、豊岬稲荷神社の末社(管理している)であることが分かりました。参拝時にお賽銭を置くことができなかった場合や金比羅神社参拝後に豊岬稲荷神社も参拝するのが良いと思います。

豊岬金比羅宮の歴史

豊岬(とよさき)の沿岸は、かつては風連別(ふうれんべつ)と呼ばれていた。

この沿岸では、昔から鯨、鮭、鱒の魚がたくさん獲れていました。

明治20年代の初頭には、鯨の群遊(ぐんゆう)があり、「鯨とりの岬」とも呼ばれていたこともあります。

時は経ち、明治40年頃のある日のこと、この浜に香川県(四国)の金刀比羅宮(ことひらぐう)のお札が流れ着いているのを漁夫の奥瀬酉松(おくせとりまつ)が発見したのが、金比羅神社の始まりです。

このままにしておいてはいたましいと思い、この流れ着いたお札を海に戻しても、翌朝には同じ場所に流れ着き、幾度か繰り返しても同じ場所に流れ着いたので、これは何かの不思議な縁(えにし)であるに違いないと考えた漁夫の奥瀬酉松は、岩の上に小さな祠(ほこら)を建ててお札を祀ることにしました。

この付近は波浪が高く、幾度か遭難船もありましたが、金刀比羅宮のお札を祀ってからはほとんどなくなり、この岬を「金比羅岬」と誰もが呼ぶようになりました。

ここで、金刀比羅宮(ことひらぐう)と書きましたが、明治初年以降に神社になってから、通称の「金比羅さん」と呼ばれるようになっています。

大正15年、奥瀬酉松、他6名の有志が発起人となり御堂改築。

昭和28年9月、漁師達の寄付金により金比羅宮を新築。

金比羅の波打ち際の海岸に建つ大鳥居は、昭和56年の初夏に、岩田金藏が大漁祈願の意味を込めて自費、自作で建立し、同年の7月17日に大鳥居入魂式が行われました。

岩田金藏は、金比羅宮の祠と自作した大鳥居の直線沖に網を入れることを考え、翌年8月に見事大漁の鮪が獲れ、中には300kgも超える大物も多数あり、かつてない漁獲であったとのこと。

その後、その年によって増減はあったが、鮪漁は平成5年頃まで続いたとのこと。

鮪が獲れたのも金比羅様のお陰と岩田金藏が感謝していたと伝えられている。

現在でも毎年7月20日を例大祭とし、地元漁師により執り行われています。

初山別村は、金比羅神社並び大鳥居を含む一帯を、文化財保護条例に基づき、平成28年7月に有形文化財に指定している。

金比羅岬伝説の看板(1)

金比羅岬伝説の看板(2)

豊岬金比羅宮の御祭神とご利益

御祭神

豊岬金比羅宮は、香川県の金刀比羅宮(ことひらぐう)のお札を祀っていますので、

御祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)です。

ご利益

・海上守護・農業・殖産・医薬など

豊岬金比羅宮(金比羅神社)のお祭り(例大祭)

例大祭:毎年7月20日

地元漁師により執行。

豊岬金比羅宮の御朱印について

豊岬金比羅宮の御朱印はやお守りは、みさき台公園の「しょさんべつ温泉 ホテル 岬の湯」フロントが臨時授与所となっています。

初穂料をお納めのうえお受け下さい。

豊岬金比羅宮の御朱印は、印刷の書き置きタイプに日付を書いてくれます。

御朱印は奉制中となっている場合があるので、フロントにてご確認してください。

豊岬金比羅宮(金比羅神社)の場所と駐車場

豊岬金比羅宮(金比羅神社)は、初山別村みさき台公園の下にあります。

みさき台公園の木製階段を下りて行くのと、豊岬漁港の隣にある駐車場まで車で行くこともできます。

下記の記事にて詳しく書いています↓

豊岬金比羅宮は夕陽や星空も素敵です。下記の記事にて撮影した写真をご紹介しています↓