自転車やオートバイのチューブパンク修理に、100均の「ゴムのり」を使用していたが、接着力が弱いのでは?いつも成功するのは、マルニの「ゴムのり」であることが分かったので、中身を出して比較してみました。

ここでは、「ゴムのり」の保管方法についてもご紹介しています。

100均の自転車「ゴムのり」とマルニの「ゴムのり」の比較

成分比較

100均の「ゴムのり」とマルニ工業の「ゴムのり」

100均の「ゴムのり」は、自転車パンク修理セットとして、ダイソー・セリア・キャンドゥで売っています。

マルニ工業の「ゴムのり」は単品での販売、または、自転車タイヤチューブのパッチとセットで販売しており、自転車用の「ゴムのり」としての用途以外にも使えるようです。

「ゴムのり」の成分は、

■100均の「ゴムのり」:ゴム揮発(60%)・ヘキサン(30%)・天然ゴム他(10%)

■マルニ工業の「ゴムのり」:ゴム揮発(53%)・ヘキサン(40%)・天然ゴム他(7%)

両方、「種類:溶剤形接着剤、用途:ゴム接着用、ノントルエンタイプ」です。

中身の「ゴムのり」を出して比較

「ゴムのり」の中身を出す

実際に、中身の「ゴムのり」を出して比較してみました。

左が100均、右がマルニ工業の「ゴムのり」の色

100均の「ゴムのり」は、透明の色をしていて、マルニ工業の「ゴムのり」は白色をしています。

両方、チューブタイプの「ゴムのり」で、何回か使用しており、マルニ工業の「ゴムのり」は、10年以上前に買ったものになりまが、現在でも使用可能。

一方の100均の「ゴムのり」は、チューブから出す時に、空気が入っているかのような”スカスカ”した状態から、突然中身が出てきました。

数分放置すると

「ゴムのり」を出して数分乾燥させた状態

中身の「ゴムのり」を出して、数分放置してみた結果、100均の「ゴムのり」は揮発が早く、マルニ工業の「ゴムのり」は揮発が遅くほぼ変わらない状態です。

さらに、数日置いて乾いてから指で触ってベタベタ感(接着力)を確認してみたところ、100均の「ゴムのり」の方がベタベタとしていて、マルニ工業の「ゴムのり」は少し盛り上がった状態で硬化していました。

ただし、ゴム同士を接着した結果ではないので、接着力についてはこの結果で判断できないです。

パッチの種類に関係なくパンク修理が成功する確率が高い「ゴムのり」は?

マルニ工業の「ゴムのり」とチューブパッチ

100均の自転車「ゴムのり」とマルニ工業の「ゴムのり」を比較してみて、100均の方が接着力があるような結果になってしまいましたが、私が何回もパンク修理を失敗した経験から、マルニ工業の「ゴムのり」の方が成功率が高いと感じています。

以前書いた下記の記事では、パッチの種類について書いていますが、パンク修理では100均の自転車「ゴムのり」を使用することが多いのが原因で失敗していました。

そして、マルニ工業の「ゴムのり」を使うと、なぜかパンク修理が成功する確率が高いのです。

強力に接着するには、「ゴムのり」の乾燥時間などもありますが、パッチが剥がれにくいのは、マルニ工業の「ゴムのり」だと思っています。

また、チューブタイプのマルニ工業の「ゴムのり」は、使用したものを保管していても、硬化することが少なくおすすめです。

パンク修理「ゴムのり」の保管方法

自転車やオートバイのチューブパンク修理に使用する「ゴムのり」の保管方法は、密閉するのが一番簡単な方法です。

密閉ができるジップロックの袋に、ふた(キャップ)をしっかりと閉めた「ゴムのり」を入れて、空気に触れないようにします。

保管場所は、直射日光を避け、暗所で涼しい場所に保管します。

この状態で保管していても、中身が「空っぽ」になっていたり、劣化するのが早いのは、100均の自転車「ゴムのり」で、10年以上経過しても使えたのは、マルニ工業のチューブタイプの「ゴムのり」です。

以上です。